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2005年4月のお仕事

今年は大型連休で…ということもすでに旧聞だけど
4月から5月の境目がぼやけてしまった(私だけ?)。
なんだかのんびりと、気付けば5月も半ばを過ぎて……。

4月は、正直、成果が少ない月でした。

年初からの花粉症に悩まされたせい…ではなく、単にご注文が少なかっただけ。
それをよいことにカラダもアタマも休めてしまった……。
こういうときこそ、「ご注文」じゃない企画を練らないと、と思いつつ。
小人は閑居して…不善は為さないけど善も為しません。ナマケモノに付ける薬なし。

で、やっと4月世に出た仕事のまとめ。

いつ出たのか正確な日にちは不明(市販誌じゃないので)ですが
三井住友銀行グループ・SMBCコンサルティング発行の「MiT」という情報誌に
“今、「住」ビジネスが熱い”という特集記事を書かせていただきました。

part1はリフォーム、
part2は「安全」「安心」をキーワードに近頃話題の「防犯」「耐震」、
part3は、近年にわかに台頭してきた住宅関連ニュービジネスを取り上げています。

これまでの取材経験が生かせて、しかも俯瞰して考え直しまとめ直す。
とてもいい機会を与えていただきました。

最近は、どうも単発のインタビューや事例取材の仕事に偏りつつあり、
こういう、複数の取材を踏まえたレポートを書く機会が減っています。
やっぱり、新しい企画を立てなければいけないな。

残りはレギュラー。


「日経住宅サーチ」の連載「クリエーターたちの挑戦」では
デザイナーにして和食店や和菓子店のオーナーである緒方慎一郎さんにインタビュー。
「新しい日本の伝統文化を創造したい」と語る緒方さん。

歌舞伎好きの私などは思うのですが、
私たちにとって「日本の伝統文化」はすでにエキゾチズムを含んでいます。
それでいて、郷愁も、確かにある。
新しくて古くて、しかも内奥のナショナリズムもくすぐられる。
「日本文化」がより魅力的に感じられる時代が来つつあるかも…

インタビューの場となった目黒川沿いの和菓子店「HIGASHIYA」では、
「ひと口菓子」を購入しました。
これがまた、美味しいの。
餡も黄粉も苦手というヒコクミンな私にもイケル和菓子でした。

その後、目黒川の桜の季節に再訪したら、やっぱり行列で断念。
いつか夜に訪れて、バータイムの「季節の香り焼酎」を味わいたいです。


このほか、4月には「デザイナーズマンション」2本も担当。
すでにバックナンバーですが。

また、扶桑社「新しい住まいの設計」6月号では
元SPEED STUDIO(今は解散)の西田司さん・保坂猛さん設計の松本邸と
大阪は泉南の建築家、峠一雄さんによる
岸和田だんじり祭りお膝元の久井邸を取材。

この号の表紙にもなった松本邸は、床面積50平方メートルちょい、
大抵のファミリーマンションより小さい、超コンパクトなおうちです。
それを、住人の松本さんがとてもセンスよく住みこなしていて好感が持てました。

久井邸は、一見コワモテの峠さんの、
やさしくて繊細で行き届いた設計が生きた住まいです。


さて、花粉も去ったことだし。これからペースを上げなくちゃ。

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