2006年3月のお仕事
久しぶりに
日経アーキテクチュアに記事を書きました。
テーマは、滅多に取材できない集合住宅で、
取材先は、いつかお話しを伺いたいと思っていた
ミリグラムスタジオの内海智行さんで、嬉しいお仕事でした。
おんなじように実例取材を繰り返していても、
やっぱり、媒体によって取材できる事例、できない事例、
お会いできる建築家、できない建築家があります。
幅を広げるためにも、
もっといろんな媒体で書けるようにならないといけないな…と
思いました。
そうすると、視野も視点も広がって、
書き慣れた媒体も含めて相乗効果が生まれるはず……なんだけどな(笑)。
日経住宅サーチ「クリエーターたちの挑戦」3月はアーティスト、荒木珠奈さん。
もう、1年ぐらい前からずっと目を付けていたんだけど(笑)、
彼女がメキシコ留学中だったので取材できなかったのでした。
メキシコが好きで、2度も留学したという荒木さん、
いかにもパワフルそうな国に、単身で乗り込み、
ずいぶん旅もしたそうなので、
どんなにかパワフルな女性なんだろうか……
と、思っていたら、
ご本人はとても繊細で、華奢な雰囲気の女性でした。
その内面に、どんな強さが隠れているのでしょう。
彼女の作品には物語があって、やさしさがあってきれいで
多分、誰もに好感を与えるだろうと思います。
子供を意識した美術館やギャラリーへの招待作が多いのも、
うなづけます。
さて、扶桑社「新しい住まいの設計」2006年5月号では
「アルミの家」をテーマに取材しました。
東京大学でも教えるプロフェッサー・アーキテクト、
界工作舎の難波和彦さんに初めてお会いできました。
取材の本題から離れたお話も、示唆に富んでいました!
日本の現代の住宅事情を生んだ背景や、
エコロジカルな住まいとは何か…。
私なりに整理し考えて、もう一度お話を伺いに行く機会をつくるつもりです。
いつ実現するかな……。
ほか、同じテーマの実例で
アトリエ・天工人山下保博さん設計のアルミPC住宅を取材。
そう、以前、「建築家の新作」で紹介したおうち。
「家具が入った状態が楽しみ!」と書きました。
取材当日は補修工事の足場がかかっていたため、
あまりたくさんのカットは撮影できなかったのですが、
手持ちの家具で住みこなしていらっしゃる様子に味わいがありました。
この号の表紙に採用されてます!
もう1軒は
アルミ部材メーカーSUSの社員の方が暮らす実験的な住宅。
造り付け家具や床の間までアルミ製で、
メカニカルな仕掛け満載の、SFチックな住宅。
きっと、お好きな向きにはたまりません!
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