2006年5月のお仕事
年刊と月刊と隔月刊と、ときどき隔週刊と……
なんだか近頃、ペースをつかむのが難しくなってきました。
成果も月によって極端。
あれれ、5月はこれだけえ…?
その点、月刊はわかりやすくていいですね。
扶桑社「新しい住まいの設計」2006年7月号。
30代の建築家の特集です。
珍しくも初対面の建築家ばかりで、
うまくそれぞれの個性が表現できたか、気になるところです。
1人目は以前から気になっていた都留理子さん。
今回取材した家は、小さな面積の中に多くの要素が詰め込まれていて、
年齢に似ないその「上手さ」が際立っていました。
この家の良さは空間を総合したところにあるので、
写真にはなかなか写りにくい。うまく伝えられたでしょうか。
ところで、最近はパートナーシップの建築家が目立つのに対して、
女性ひとりで頑張っている例が、
前の世代に比べ、むしろ少なくなったような気がします。
チームを組む良さもわからなくはないけれど、
私はどちらかというと、個人で立つ建築家のほうが気になるし、
僭越ながら応援したいと思うのです。
今回の「30代建築家特集」では、私は偶然、そういうタイプにあたったかも。
もう1人の、林敬一さんは、
今(取材時)は所員さえ抱えていないという、「個」の強いタイプ。
といって、ご本人はとても柔らかな雰囲気で、信頼感の持てる方です。
その、おっとりした関西弁の内側に、すごく強い「芯」が感じられました。
最後は、現在30代の建築家の中でも、おそらく最も勢いのある1人、谷尻誠さん。
谷尻さんは大勢の若いスタッフを率いているし、
共同名の発表も多いのですが、でも、
やっぱり本人の才能が際立っていると感じてしまう。
相当な数をつくり続けながら、次々新しい発想を生み出すパワー。
スゴイです。
今月は、ほか、日経住宅サーチ。
ちょっと反省。