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バブル・オア・ノット(「週刊ダイヤモンド」06年12月23日号)

週刊ダイヤモンド2006年12月23日号
表紙には「地価狂乱!」と大書されています。

「住宅ライター」を名乗りつつ、不動産はからきし不案内な私。
一般情勢ぐらいはつかんでおこうよ、と購入したものの、
全30ページ、いまだ読破できていません(>_<)。

キャップレートだのアービトラージ(裁定取引)だの
ハードルの高い用語が並ぶこの特集。

冒頭で、岩沙弘道・三井不動産社長の
「この現象はバブルではない」という発言がひかれていますが、
同誌としての結論はどうなのか、
いまいち判然としません(まだ全部読んでないけど)。

土地神話に引きずられた過去のバブルに比べ、
現在は実需に基づいた「収益還元法」によって
価格設定されているからバブルではないのだ、
という論法もあるようですが、

とはいえ、その「実需」価格を引き上げたのが
銀座ではコーチやブルックス・ブラザーズ、
大阪・御堂筋ではルイ・ヴィトンといった
外資ブランドと聞くと
「ほんとに大丈夫なの?」と思ってしまいます。

不動産につぎ込まれている資金がREITというのも、
「だから物件の収益性が重視されるのだ」
ってホントですか。

不動産と金融の融合に、
なんとなく不穏な感触を抱いてしまう私は、
感覚が古いのでしょうか。

かの、桃源社・佐々木吉之助社長は
「バブルは三年後に崩壊する」と予言しています。
その見立て通り
「今回のミニバブルの主役は外資」
だとしたら、いきなりハシゴを外される可能性も、
なきにしもあらず、なのでは。

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