仮名手本忠臣蔵
2週間のご無沙汰でした。
「鬼の霍乱」というのも大げさですが、
ひさしぶりに風邪にやられてしまいました。
この暖冬に、なんという間抜けでしょうか。
これまた大げさですが、
「自分の体が自分の思い通りにならないもどかしさ」を
痛感しました。健康を過信してはいけませんね。
みなさまもお気を付けください。
と、いいつつ、まるっきり休んでいたわけでもありません。
仕事も、
遊びも。
日曜の夜は「株主優待券」のご相伴で歌舞伎座へ。
ニッパチ対策なのか、微妙に季節外れの演目、
「仮名手本忠臣蔵」の昼夜通しです。
夜の部は、五段目の「山崎街道鉄砲渡しの場」から始まって
六段目の「勘平腹切り」、七段目の「一力茶屋」、
そして十一段目、「炭部屋本懐」まで。
どれもよく出る場で、もう何回観たかなあ・・・という感じですが、
菊五郎の勘平、玉三郎のお軽、吉右衛門の由良之助は
ワタクシ的にはベストな配役。
そのうえ、七段目の寺岡平右衛門に仁左衛門と、
まったく隙がありません!
いつぞや観たときは、菊五郎の勘平の腹切りにふるえたものですが、
今回は、七段目の玉三郎のお軽が印象的でした。
玉三郎のお軽も何度も観ているはずですが、
七段目では、かつてよりお軽の稚気が強調されているようで、
可愛さが募る一方、すこーし、くどくも感じられました。
とはいえ、繰り返しになりますが、今回の配役は
ビジュアル的にも演技も申し分なし。
「忠臣蔵」観るならぜひものです!
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