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千葉学展@ギャラリー間

正直なところ、建築家の展覧会は、
そんなにたくさん見ていません。

実物が展示してあるワケじゃないし、、、
模型やパネルは、プロや学生には面白いでしょうけれど、
私のような門前の小僧には、あんまり・・・。
つい、億劫になってしまいます。

よって、ほかの展覧会と比較しての感想ではないことを
前置きしておかなければなりません。

現在、「ギャラリー間」で開催中の千葉学展(2/17まで)。

「そこにしかない形式」という副題がついています。
建築とは、そのひとつひとつが
唯一無二の環境、条件において生み出されるもの、
そこでしか成り立たないルールを探るものだ、
というコンセプトが、最初に提示されます。

そのため、模型は周辺の環境も併せて表現した、
比較的大がかりなものです。

多くは鑑賞者の視線に合わせて持ち上げられており、
鑑賞者は模型の敷地の中に分け入るようにして
見学できるようになっています。

模型の配置も、「ギャラ間」を知り尽くした
千葉さんならでは、と思える巧みな構成。

未完のプロジェクトも含まれているため、
補足の展示写真パネルは敷地環境を示すのみ、
実際の建物が示されていないのも潔いです。
千葉さん自身が企画に携わられた、一昨年の
「日本の現代住宅1985-2005」展を思い起こしました。

論旨が明快で、しかも、私などでも楽しめる展示。

もっとも、千葉さんクラスの建築家でなければ、
ここまで思い切ってテーマを絞り込むのは難しいかも、
とも思ったことでした。

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