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「橋を渡ったら泣け」@シアターコクーン

ひさしぶりのシアターコクーン、
ひさしぶりの(歌舞伎関連以外の)お芝居でした。

設定は、
大災害後の山中、生き残った人々のコミュニティ。
そこへ、よそからもうひとり、
生き残りの男が現れて・・・

閉鎖された極限状態の中で、
ひとはどんなふうに生きるのか。

ありがち、といえばありがち、
ストーリーの展開も、
いかにも、といえばいかにも。

でも。その「いかにも」と感じられること、
そのものが
脚本と芝居の成功でもあります。

ひとりひとりの確固としたキャラクター、
にもかかわらず、
状況に応じてくるくる変わる、互いの力関係。

それを見せる演技のうまさ(特に男性陣)。


エンディングは、
とってつけたようではあったけど、
でも、これしかないよね〜〜、と思える。

やっぱり、生の芝居っていいな。

と、ひさしぶりに、実感しました。

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「日経アーキテクチュア」2007年3月26日号

「日経アーキテクチュア」2007年3月26日号が発行されました。

年に2回(らしい)の住宅特集。
私も取材班に参加しました。

テーマは「オンリーワンの家づくり」です。

「建築はなんだってオンリーワンじゃないの?」
という心の声はさておき(笑)

「“積極お任せ派”(の建て主)が住宅の可能性を開く」
との副題(編集部が付けた)は

なかなかうがっていると思います。

最近の建て主は、みんな建築家の「使い方」が上手。

言うべきことはきちんと言いつつも、
専門家の領域に無闇に立ち入ることはせず、
相手の力を引き出す方法を心得ている感じです。

今回は、そんな感想も、特集内「記者座談会」で
少し述べさせていただきました。

取材のほうは、
根岸俊雄都市建築事務所設計の戸建て住宅「3人娘の家」
スキーマ建築計画長坂常さんの賃貸住宅「haramo S1」
タオ アーキテクツのコーポラティブ「COURT HOUSE」
の3件を担当。

思えばこの頃、ひどい風邪をひいていて、
熱のある身体をひきずるように取材に歩いたのでしたが、
それだけの甲斐はある、収穫を得られました。

原稿を書くのも楽しかった。
なので、出来もけっこう気に入っています。

店頭には売っていない雑誌ですが、
ネットショップでなら一部だけ買えるので、
よろしかったらぜひm(__)m!

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バブル? 二極化? 頭打ち?--2007年地価公示

先週末の不動産関連の大きな話題といえば、地価公示。
全国の平均値が、住宅地・商業地ともに16年ぶりに上昇しました。
「1991年以来」ってことは、
まさしくバブル崩壊以来の値上がりなわけです。


とはいえ、これはあくまで「全国平均」のおはなし。

東京都の地価(全用途平均)と三大都市圏の商業地は
すでに去年から上昇に転じていますし、
他方で、
「全国の調査地点のうち住宅地、商業地ともに5割超が下落」
「地方圏では8割超が下落」(asahi.comによる)という現実も。


住宅新報の分析によれば、今年の公示地価の特徴は
「上昇地点の急増」と「上昇率の大幅アップ」とか。

たとえば、上昇率全国一の住宅地、東京・南青山は、
去年28.8%、今年はなんと45.5%!

商業地の上昇率ナンバーワンは、
昨年が名古屋駅前の38.0%(今年は2位・45.1%)
だったのに対し、
今年は東京・神宮前で、こちらも青山同様45.5%。

この急上昇ぶりに対し、読売新聞社説(3月23日付け)は
「大都市の地価上昇は警戒段階に入ったのではないか」と
警鐘を鳴らしています。

「NIKKEI NET」記事によれば、

土地鑑定委員会の鎌田薫委員長は
「評価の過程で収拾した事例を見ると、地価上昇の著しい地域で、
通常の利便性・収益性などでは合理性を説明できない
価格形成がなされたと推察されるものも散見された」と指摘。

要するに、バブルの懸念ありということ。

しかし、国土交通省は
「バブル経済時とは異なり、上昇率の高い地点の周辺まで
一斉に上がってはいない」と否定的な分析(Sankei Webによる)
をしているそうですし

大田弘子経済財政担当大臣も、
「ただちにバブルとの見方は出来ない」(ロイターによる)
と語っています。

確かに、バブル期と今とでは、
地価の決まり方そのものが違いますし、
いかに上がったといっても、地価水準に目を向ければ
東京都心部の住宅地でバブル以前の1984年並み、
商業地では1980年頃並み。
しかも、急騰した地点はきわめて限られています。
(上昇率40%以上は3万地点中15地点)


先の住宅新報記事などは、
「地価はすでに頭打ちか?」という見出しを掲げています。

大手不動産会社の実務担当者は、ほぼ一致して
「東京都区部の値上がりはそろそろ収束」と見ているそう。

ほか、Jリートの物件取得額が昨年後半急減していること、
法務省統計による東京都の土地所有権移転登記件数が減少傾向にあること、
国内銀行の不動産業向け貸し出し残高が横ばいに転じていること、
などの指標を挙げて

「大都市圏での実態価格はそろそろ頭打ち」と結論づけます。


で、一般庶民としましては
「地価急騰を小耳に挟んだからといって、あたふたしない」
のが正しい姿勢、といえそうですね。

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「ashes and snow」@お台場

ついに、坂茂設計による仮設建築、
「ノマディック美術館」がお台場に登場しました。

展示されるのは
たったひとつのプロジェクト、けれど壮大な作品、
グレゴリー・コルベールのashes and snow
大型の写真100点以上と、
長編映像1本、短編2本で構成されています。

インドやエジプト、ナミビア、ケニアなどの
大自然(ときには遺跡)の中で繰り広げられるのは、
人間と動物があたりまえのように交流する情景。

人間も自然の一部なのだ、ということを
改めて想起させられます。

その、人間の姿の美しいことといったら・・・。


「全ての作品はアーティストがレンズを通して見たもの、
そのもの(パンフレットより)」だそうですが、

作為なしで撮れる映像ではありえないし、
どこまでを意図し、どんなふうにつくられたのかにも
興味をそそられました。


仮設建築も、迫力十分です。
夜景がまた、美しい。


ただ、コンテナを積んで
その間に幕を張っただけの建物なので
館内はしんしんと冷えます。
今日のような暖かい日でも、
映像を見ている間に身体が冷え切ってしまいました。

これから行かれる方は、
陽気がいいからといって油断せず、
ストールなどを一枚、余分に
お持ちになることをおすすめします。

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「首都圏における価格別・購入可能な住宅の平均像」 by 東日本レインズ

東日本レインズ((財)東日本不動産流通機構)から
おもしろいデータが発表されました。

副題にいわく、
「○千円で購入できるのはどんな住宅?」
2006年12月末時点の登録物件情報に基づいたデータで、
対象は東京・埼玉・千葉・神奈川の4都県です。

首都圏全体の平均はいろんなところで引用されるでしょうし、
私としては都区部に注目したいところ。

1000万円で買える都区部の物件は、
築23.2年、専有面積24.4平米の中古マンション。
新築ならば14平米ってところだそうです。

倍の2000万円出すと、
中古マンションの平均築年数は19.1平米とやや新しくなるものの、
広さは44.9平米で、倍、とまではいきません。
でも、新築の28平米に比べれば、1.6倍の広さ。

3000万円では、
築16.3年・専有面積57.4平米の中古マンション、
新築42平米より一部屋ちょっと広いカンジでしょうか。
さらに、土地66.6平米・建物77.5平米、築21.8年の中古戸建ても。
新築戸建てもあって、土地60.9平米・建物75.1平米。

4000万円になると、
築13.4年・専有面積66.1平米の中古マンションが買えて、
戸建ては中古・新築とも3000万円の物件に比べ
土地が10平米、建物が13〜15平米ほど広くなります。

5000万円の物件は都区部に集中していて
築11.2年・専有面積74.8平米と
中古マンションもファミリータイプに。
このへんだと、新築マンションも69.9平米で、
中古が築浅だからか、面積の差も小さくなるようです。

都区部といっても、
立地による価格差はかなり大きいでしょうから、
平均値にどのぐらいリアリティがあるのかは難しいところ。

レインズ自身は
首都圏各地域の中古・新築・戸建て・マンションを横断的に見ることで
「購入する住宅の選択肢を幅広く捉え」
てほしいとしていますが・・・

このデータをどう役立てられるか、
ちょっと考えてみたいと思っています。

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「バブルに沸く美術市場」(「クーリエ・ジャポン」2007年3月15日号)

創刊時には期待したものの、
どうも惹かれる特集がなく、
これまでほとんど買ってなかった「クーリエ・ジャポン」

最新号はアート市場特集だったので、迷わず購入しました。

現代アートに関する海外メディアの記事が5本。

中でも、世界的なマーケットの過熱ぶりを伝えてくれるのが、
冒頭の「フィナンシャル・タイムズ(UK)」の記事です。
株式市場と比較したり、価格操作の手口を予想したりと、
さすが経済紙。

記事は、07年も「(美術)ブームはさらに加速し、
かつてない規模になるでしょう」という
ディーラーの言葉で結ばれています。

アートにとって、マーケットが活性化するのは
基本的にはいいことだろうけど、

「アーティストではなく、
マーケットが主導権を握るようになっては、
おもしろいアートが生まれにくい」
と語ったギャラリストもいました。

難しいところですねえ。

国内でも、アート市場は急成長中。

1月に神楽坂のアグネスホテルで行われたフェア
「アート@アグネス」は、プレオープンでもすごい熱気でしたし、
4月にはまた、アートフェア東京も開催予定。

今までなかった、コンテンポラリー専門のオークションにも、
今年に入って2社が取り組んでいます。

「美術手帖」の最新号もアートマーケット特集。

これが一過性のブームに終わることなく、
成熟したマーケットが育つといいですね。

私もひとつ、買おうかな!

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「新しい住まいの設計」2007年5月号

「新しい住まいの設計」最新号が店頭に並びました。

巻頭の連載「あの建築家ってどんな人?」では、
岸本和彦さんをご紹介。

この取材を含め、昨年から今年初めにかけて、
立て続けにお話を伺う機会があったのですが、
若手の中でもユニークな存在だと思います。

考え方にも作品にも、
オリジナリティがあると言えばいいでしょうか。
岸本さん自身の体験の、深いところから汲み出す何か。

狭い空間ならではの快適さ。
ただの観賞用でなく、ちゃんと生活に生きる庭。
どこか懐かしくて、居心地のいい家をつくる建築家です。

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「世界が尊敬する日本の建築家」(「CasaBRUTUS」2007年4月号)

水泳にフィギュアスケート、
日本人選手の活躍は、やっぱり嬉しいですね。

「日本人が、海外で認められる」のは、
なんだかんだいっても愛国心をくすぐられます。

そこで「CasaBRUTUS」最新号は
「世界が尊敬する日本の建築家大特集」。

MoMAにルーブル、ポンピドーと、
世界トップクラスの美術館が、
揃ってその新館の設計を日本人建築家に託したのは、
やっぱりすごいこと。

それが、日本の現代建築そのもののすごさ、に
直結するのかどうかは、よくわからないけれど。

ルーブルのディレクターはこう語ります。

「西洋では建築の耐久性が重視されますが、
日本では頻繁に新しいものを建てるので
革新的な試みにチャレンジする精神が強い」。

ふーむ。

日本に来ては「革新的な試みにチャレンジ」
してくれちゃう外国人建築家も多いしね・・・。

ともあれ、
日本も「やられっぱなし」じゃなくなったってこと?
日本の建築家の活躍がグローバルになったのは確かです。
住宅の世界だって、
若手もけっこう、海外で修業していたりしますしね。
みんな英語ぺらぺらなのが、ちょっと悔しい。

・・・話がそれました。

「CasaBRUTUS」の詳しいレビューは、
近々「建築雑誌オールレビュー」にて!

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今年初めての関西へ。

ひさしぶりに関西に行ってきました。
数えてみたら4カ月ぶり、今年初めてです。

行き先は宝塚で、私にとってはわりと馴染みのある方面。
お天気も上々で、気持ちのいい取材になりました。

宝塚や西宮あたりの高台では、
ところどころ、遠く神戸や大阪中心部まで、
ずう〜〜っと家並みが連なる眺望が開けます。

住宅地のこういう景色は、
もしかしたら関西にしかないものかも。

新旧・高級住宅街・庶民派それぞれに、
関西各地には独特の住宅文化があるように思います。

いつも取材地と東京とのピンポイント往復だけど、
次からは少しはゆっくり、周辺を見て回ろうかな、
と考えているところです。


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「大人の女のハッピー住まい大図鑑」(「日経ウーマン」2007年4月号)

「日経ウーマン」公式サイトを通じた
読者アンケートによれば、
「大人の女」のライフスタイルで
最も多いのは「ひとり暮らし」34.1%。
その次は、「シングル実家暮らし」28.9%。

回答者1375人、平均年齢31.7歳。
「日経ウーマン」のサイトでアンケートに答えるぐらいだから、
かなりまじめな、働く女性が多いと推察するのですが、
それにしてはパラサイト率が高いような気も。

今は実家で暮らしているけど、
「ひとり暮らしをしてみたい」64.5%。
そのための「最大の課題」は「経済的な自立」50.4%。
ほんとに収入が少ないのか、甘えているのか、
たぶん両方なんでしょう。


記事の中心は、読者の「お宅訪問」で
賃貸ひとり暮らし17人のほか、
実家暮らし2人、分譲ひとり暮らし3人、賃貸DINKS2組を
詳細に取材しています。

全員がリビングの写真だけでなく、キッチンやクロゼットの中身、
さらには夕食メニューまで公開!

年収や家賃も詳細に書かれていて、
イマドキの女の子たちの現実が伝わってきます。

プチバブルに浮かれるチョイ不良オヤジと違って、
みんなけっこう堅実でつましく、けなげ。

くれぐれもだましたりしないでね。

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確定申告の季節

同業者のみなさま、確定申告はお済みでしょうか。

今年は愛飲のコントレックス(ミネラルウォーター)代金も
事務所経費につけたろか、と思案しているハギワラです。

毎年、領収書はとりあえず全部とっておくくせに、
いざ帳簿に付けようとすると面倒になって
ほとんど捨ててしまうのがならわし。

政治家にとって500万円なんて、はした金だろうになー。
細かいお金を大事にしないと、
お金持ちにはなれないんですよね。きっと。

今年はココロを入れ替えますか・・・。

還付金入ったら、オイシイものを食べに行きましょうね!

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「住めば住むほど得する住宅」(「ニューズウィーク日本版」2007年3月14日号)

表紙にでかでかと「得する住宅」とありますが、
期待させるわりには、正直言って物足りない記事でした。

見開きの扉を含めても、わずか7ページの記事に、
いろんなネタを詰め込みすぎて、
論点があっちにいったり、こっちにいったり。
もったいない。

記事の主旨は、
建物の耐久性を高め、検査体制を整えて、
(欧米のように!)住宅の寿命、資産価値を伸ばせ、
ということのようだけれど、

たとえば途中、「デザイナーズ住宅」の話題に寄り道して、
「デザイン性が高いほど耐震性に劣る」
と言わんばかりの単純すぎる言説は、どうかと思う。

諸外国(といっても、アメリカ、イギリス、ドイツね)
の住宅文化・制度に学ぶ点がたくさんあることに
まったく異存はありませんが、

地震と火事の国土、木と紙の文化に生きてきた日本人と、
彼の国々とでは歴史が違いすぎる。

そもそも今の東京の住宅文化は、
焼け跡からせいぜい60年でつくられたもの。
「築150年近い建物を大切にする」「ロンドンの賢明さ」を見よ!
みたいな言い方されちゃうと
「単純に比べるな」と反論したくなってしまいました。

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ブログ統合

お気づきいただいた方も、
そうでない方もいらっしゃると思いますが、
現在、少しずつブログをリニューアルしております。

ポイントは、別立てで書いていた、
プライベートネタのブログを廃止して、
こちらに統合したこと。

LOHASなんて言葉は似合わないけれど、
3年前から続けているヨガ関連、
2年ほど続けている「自宅では菜食」に関するネタです。

これからここで、
唐突にレシピの話をするかもしれないけど、
驚かないでくださいね。

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オルセー美術館展@東京都美術館

ひさしぶりに「トビカン」に行きました。
東京文化会館と同じ、前川國男設計。

好きな建物ですが、新しい美術館に比べると、
天井は低いし、バリアは多いし。
国立新美術館が求められたのも、むべなるかな、です。

企画展は、「オルセー美術館展」
年代順や「イズム」別ではなく、
主題別展示というのが新趣向ですね。

基礎知識が浸透していて、主題がわかりやすい、
19世紀西欧美術ならではの企画、かもしれません。

森美術館や現代美術館あたりの企画展に比べると
ちょっぴり物足りない気もしましたが、
さらっと流して一時間で一周できるぐらい。
ほんとはこのぐらいが、ちょうどいいのかな。

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私家版・住宅リフォーム年表(β版)

そもそも住宅を「リフォーム」するって行為が、
巷間に浸透したのはいつからなのか。
やっぱり「劇的!ビフォーアフター」あたりの功績が大きいのでしょうか。

そこで、思い付くままに、こんな年表をつくってみました。

1979年 東急ホームサービス(現・東急アメニックス)リフォーム事業開始
1980年 三井ホームサービス(現・三井ホームリモデリング)リフォーム事業開始
1984年 (財)日本住宅リフォームセンター設立
1988年 建設省(現・国土交通省)増改築・改装等調査開始
1992年 マンションリフォーム推進協議会設立
1990年代半ば リクルート「月刊ハウジング」より、リフォーム関連別冊発行
1997年 (財)日本住宅リフォームセンターHP開設、「リフォネット」事業開始
1998年2月 「goodライフ&リフォーム」(「goodリフォーム」の前身)創刊
2000年 (財)日本住宅リフォームセンターが
    (財)住宅リフォーム・紛争支援処理センターに改組
2000年11月 住宅リフォーム推進協議会設立
2001年3月 第八期住宅建設五箇年計画閣議決定(ストック重視へ政策転換)
2001年8月 住宅市場整備行動計画(アクションプログラム)策定。
     (中古住宅流通市場・住宅リフォーム市場が主要施策の対象に)
2002年4月 朝日放送「大改造!!劇的ビフォーアフター」放送開始
2003年 第1回「住宅リフォーム実態調査」
2006年3月「大改造!!劇的ビフォーアフター」放送終了
2006年6月 住生活基本法施行

香月さん、林さん、よかったら、修整・追加にご協力を!
「Goodリフォーム」創刊っていつでしたっけ? 月刊化は?

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平成18年度住宅リフォーム実態調査

先月末、住宅リフォーム推進協議会
平成18年度住宅リフォーム実態調査を発表しました。

注目はなんといっても契約金額の高額化で、
戸建てでは有効回答数の22.7%、マンションでも18.9%が
1000万円を超えています。

このゾーンの割合は、毎年確実に増えている。

対して、100万円未満は戸建てではわずかに5.4%、
マンションでも13.5%。

なんだか、隔世の感がありますねえ。

私がリフォームの取材を始めた頃、
どんな大手に尋ねてみても、
「ほとんどは修理程度の、数十万円単位の工事なんですよ」
と言われたものだったのに・・・(真相はわかりませんが)。

思わず「リフォーム」の来し方を振り返ってみたくなりました。
と、いうことで、この項続く。

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「新しい住まいの設計」2007年4月号

「新しい住まいの設計」はとっくに2007年4月号が出ております(^^ゞ

連載「あの建築家ってどんな人?」では
米倉拓生さんをご紹介しました。

米倉さんの作品は、これまでもたくさん見てきました。
どれも奇抜なところはまったくないのに、
米倉さんにしかつくれない、特徴のある住宅なんです。

その「米倉スタイル」「米倉工法」は、いかにして生まれたのか。
私自身、初めてつっこんでお話を伺うことができました。

米倉流・OJTも、とてもユニーク。
キャリアの積み方の一例として、建築に関係ない人にも参考になるのでは。

特集は「キッチン&バスルーム」。

米倉さん設計のコンパクトな2世帯住宅と、
大阪の田頭健司さん設計の一木邸を取材してきました。

さらに、番外編で、バスルームと言えばこの人、
マニエラ建築設計事務所・大江一夫さん設計による全面改築も。

マンションを買うつもりだった若い夫妻が、
高台の高級住宅地にモダンな一戸建てを持つに至った経緯とは!?

いろんな意味で、大胆な決断でした。強運でもあったと思う。
この号の、表紙に載っているお宅です。

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チョイ不良オヤジのおウチ選び

思わず買ってしまいました、あの「LEON」。
中吊りに踊っていたのは、こんなコピー。

「今やただの高層マンションじゃキャラ立ちできません!
ちょい不良オヤジの別格不動産情報」

(「別格」は「プラチナ」と読みます!)

「本誌初となるおウチ選びの特集」だそうです。

すべての記事が「モテ」を目指す「LEON」。
おウチ選びも例外ではありません。
「高層マンションの最上階がモテる」というのは
「旧態依然とした成金的な発想」で、もう古いんですって。

では、「LEON」のオススメは何か。
指導を仰ぐのは、やっぱり「イタオヤ」ジローラモです。
なんでも、もとは建築家志望だったそうな。

で、その「イタリア的5カ条」は、こんな感じ。

1・テラスがデカい。
2・借景が楽しめる。
3・天井高は3m以上。
4・水辺に近い。
5・インテリアにはセンスが必要。

ダイナミックな借景で「ニキータの心を解放」し、
ふたりでデカいテラスでまったりしよう、ってわけ。

そのマンションが靑山あたりにあれば、
買い物疲れのニキータを「さり気に」エスコート、
気がつけば「あれ? いつのまにかおウチのなか(はぁと)」
という寸法なのでございます。

そんなオススメ物件としてグラビアで紹介されるのは、
「高級賃貸マンション」。撮影が可能だからでしょう。

分譲マンションに関しては、平成20年以降竣工の物件情報3件を「先出し」。
もちろん価格未定ですが、億ションは間違いないところだろうに、

「愛しのニキータとの初めてのおウチデートで強印象を残す」とか
「ニキータのリピーター化を確実に期待できますな」とか
「感度の高いニキータからも羨望の眼差し」とか。

いったいチョイ不良オヤジの家族構成はどうなってるんだ。

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