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アートフェア東京2007

一昨年は行きそびれた「アートフェア東京」

第二回となる今年は、手ぐすね引いて(?)待ってました。
初日にさっそく潜入。

平日昼間にしては混んでいた、と言っていいのかな。
とはいえ、かなりの割合が「関係者」のようでもあり、
ちょっと微妙な感じでした。
私としては、ゆっくり見られてよかったけれど・・・。


1月に行われたアート@アグネスと違って、
プライマリー(アーティストから直接作品を買い上げる)の
現代美術ギャラリーだけでなく、
ピカソやクレーも扱うセカンダリー・ギャラリーや
古美術のギャラリー、国外のギャラリーも参加しています。

そのせいで、カタログの見開きページに
小出茜(カイカイキキ)による、
素人コミックのような筆致の女子高生の絵、
「リスカ」(「リストカット」の略らしい)と、
紀元前のギリシア風の壺の写真が並んでいたりして、
なかなかシュール。


出展画廊はおよそ100とか。

それを一度に概観できるだけでも
入場料1500円の価値は十分にあります。


しかも、初心のコレクターを意識しているのか、
わりあい手頃な価格の作品を並べる画廊が多く、
「初めてアートを買いたい!」という人に特にお勧め。

実は、単なる偵察のつもりで行った私も、
思わず1点、購入しちゃいました・・・・
ちいさなちいさな、写真作品をひとつ。

こんな比べ方をしてはアーティストに申し訳ないようだけど、
スカート1枚買うより安く、
「衝動買い」も十分にありです。


他方で、東京から世界に発信するフェア、として見ると、
ちょっと物足りなく感じました。

海外のフェアに行ったことがないので、
比べることはできないけれど、

作品そのものも、
日本にはもっとハイレベルなものが
たくさんあるはずじゃないかと思うし・・・。

今出てるのがレベルが低いというわけじゃないのですが、
マーケットへの意識が強く出たのか、
アクがないというか、パワー不足な印象。

会場に漂う雰囲気も、
もっと高級でもいいんじゃないかな、
と思いました。


また、東アジアにおける国際フェアとして考えれば、
中国や韓国のギャラリーにも、もっと出展して欲しい。

韓国のギャラリーは1店だけでしたが、
実は、私にとって、すべての出展の中で
いちばん印象に残った展示でした。


まだまだ生まれたばかりのイベント。
今後は毎年4月の開催になるとのことです。
来年までには、もっと予算を用意しておこうっと。

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