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「EXE」vol.08

「EXE」も8号目。次号からはもっとブラッシュアップへ
・・・ということで、
これで最終回となる「アート」連載。

オンラインギャラリーの「タグボート」を取り上げました。

リアルのコンテンポラリーギャラリーと提携していて、
作品点数が豊富。
お値段手頃な作品も多く、
「入門向き」「若い人向き」という印象ですが、

コレクターのリクエストに応じて作品を探したり
海外マーケットからのシッピングを代行したりなど
サービスも充実。
いつか利用してみたいものです(笑)。


さて、巻頭の特集は「風呂天国」。

編集部に言わせれば、
なぜか、やっぱり、
男の人がこだわるのは「風呂」なんだそうで・・・

でも、今回私が取材した3軒は、
「風呂」もいいけど、それだけじゃない。

お馴染み「マニエラ」大江一夫さん・泰輔さんの「武庫山の家」N邸。
(マニエラの事例にはほんと、お風呂のいい家が多いです)
ギルド・デザイン、政本邦彦さんの「向山の家」S邸。
河内一泰さんの「colors」A邸。

3軒に共通するのは、建て主が全員「経営者」であること。
「家を建てる」というプロジェクトにも、
おのおのの経営センスが生きているような気がします。

建築家の力をうまく引き出しつつ、
「この建て主でなくてはありえない」
オリジナリティにあふれ、
なおかつ完成度の高い建物に仕上がっていました。

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建材の値上がりが深刻に?

首都圏の中古マンション価格は前年同月比22.4%・先月比7.1%の大幅上昇
月次中古マンション70平米価格/東京カンテイ
とか

住宅地・中古マンションとも調査開始(97年)以来の最高上昇率を更新
リハウス・プライスリサーチ/三井不動産販売
とか

首都圏の新築マンションの坪単価は、
東京23区で前年同月比40.5%増(!!)を筆頭に全エリアで上昇
月例マンション動向/マーキュリー
とか

賃貸も、「全タイプで前期比増」
マンション賃料インデックス/アットホーム・住信基礎研究所
とか・・・ゼイゼイ(息切れ)。

この一ヶ月ほどの間に発表された市況データは、
揃って「値上がり」を報じています。

中古の値上がりは地価上昇によるものでしょうが
新築マンションや分譲戸建て、注文住宅に関しては、
こんな動向にも注目しておく必要がありそうです。


「銅、アルミ、南洋材、原油などの
高騰が日本の住宅産業を直撃している。」

(「日経ホームビルダー」2007年5月号)


メーカーが原料高や製造コスト増に耐えきれず、
建材・設備の値上がりが続いている、とのこと。

システムキッチンやシステムバス、床材などが、
5〜10%ぐらいの幅で値上がりしています。

注文住宅業界では、住宅会社が値上がり分を
吸収しようと努めているようですが、
いつまで持続できるか。

マンションなどは、
もう影響が出ていると見るべきかもしれません。

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「新しい住まいの設計」2007年6月号

「新しい住まいの設計」6月号が出ました。

巻頭の「あの建築家ってどんな人」では、
新進気鋭の福島加津也さんにインタビュー。
まだ作品の数は少ないけれど、オリジナリティに溢れた若手です。

集落研究、コミック好き、男だてらに(?)
メイクアップの講習会にだって出掛けていく、
好奇心の旺盛さも魅力。

特集「収納も美しい家」では、その福島さんが手掛けた「I邸」と
ベテラン葛西潔さんの「S邸」を取材しました。

どちらもシンプルな「箱形」の家だけれど、
発想はまるっきり違う。
ぜひ比べてみていただきたいです。

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「日本美術が笑う」&「笑い展」@森美術館

森美術館で、GWまで開催中の「2本立て」展覧会。
おすすめです。楽しいです。


1本目「日本美術が笑う」は、展示ケースを
建築家・千葉学さんが担当。

ところどころに「窓」があって、
向こうの展示風景が垣間見える構成が千葉さんらしい。


出品作品は、土偶や埴輪から円空、若沖まで多彩です。

なかでも、絵巻や屏風の展示は
世界に冠たる日本のコミック文化の源流を見る思いでした。

絵巻の時間の流れ方、文字と絵を組み合わせる手法、
平面的なのに躍動的な輪郭線・・・。

映像を使って絵巻全体を流して見せる展示も親切です。


2本目は、「笑い展」。
副題に“現代アートにみる「おかしみ」の事情”とあります。

日本美術の素朴で自然な「笑い」に接したあとで
現代アートを見ると、どうしても
思想性や作為が鼻につく側面もあるけれど、

世界各国からのアーティスト約50人、作品数約200点、
そのどれに共感し「笑える」か、
見る側の意識も試されます。


同時開催(同じ入場券で見られる)の
ジョン・ウッド&ポール・ハリソンのミニ個展も秀逸。

ごくシンプルな映像なのに、なぜか目が離せない。
やっぱり「くすり」と笑いを誘う。
小さな会場が、
ついつい引き込まれてしまった人たちで混み合っていました。

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So-net blog連載始めました

So-net blogで連載を始めました!

blogといってもここと違って
So-netさんにアップしていただくものなので、
ちょっとオフィシャルな感じです。

テーマは「住まいの選択」。

賃貸・購入・新築・中古・一戸建て・集合住宅
リフォーム・リノベーション・コープラティブなどなど・・・

既存のメディアでは分断されがちだったジャンルをまたいで、
私の考えをまとめていきたいと思っています。

更新は週1回。
忘れないようにフィードリーダーに
登録しておいてくださいね〜m(__)m

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安藤忠雄展@東京ミッドタウン

国立新美術館でポンピドー所蔵作品展を見たあとは
お隣、ただいま話題沸騰中の「東京ミッドタウン」へ。

といっても、混雑するガレリアはとっとと通り抜け、
目指すは公共空地のすみっこにある「21_21 DESIGN SIGHT」
開館展は、この建築の設計者である安藤忠雄のプロジェクト展です。

閉幕間近の土曜とあって、館内はかなりの混雑。
しかしその7割方は建築学生か、
設計事務所の若手所員のように見受けられました。

展示自体も、設計事務所か現場事務所の仮設デスクに
進行中のプロジェクトの模型やスケッチ、図面が拡げられている、
といった態の、おおざっぱ(よく言えばリアル)な内容。
安藤事務所にお邪魔した気分を味わいましょう、ってことかしらん。


ちなみに、「21_21 DESIGN SIGHT」の外観は、
鉄板の羽を伏せたグライダーみたいな感じ。
地上のボリュームは控えめですが、地下に大きな空間があります。
床面積の約8割が地下に埋められているそうです。

でも、そのことが特に新鮮には感じられないのは
地中美術館、表参道ヒルズときて、来年完成予定の東急渋谷駅まで
今や「地下」は「コンクリート」に続く安藤建築のトレードマークだから。

エントランスが目立たないのも、狙ってのことと思いますが、
一度にこれほどの入場者数は想定していないとみえて、
狭いのに出口兼用なのはいかがなものでしょうか。


けれども、地下から上空へ抜ける吹き抜けは気持ち良かった、
見上げる位置によっては、青空だけが切り取られます。
「東京の真ん中で、空だけが見えるのっていいな〜」と
しみじみしながら移動したら、
いきなり威圧的なミッドタウンタワーが目に飛び込んできて
「リッツカールトン」様に見下されてしまいました。ちぇ。

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異邦人たちのパリ@国立新美術館

会期も終わり近くになって、やっと行ってきました、
国立新美術館の「異邦人たちのパリ1900-2005」
ポンピドー・センターの所蔵作品展です。

上野にオルセー、乃木坂にポンピドー。
フランスは(再びの)文化輸出に熱を入れようというのでしょうか。

しかもこの企画展、
パリで活躍した外国人アーティストの作品を集めたもの。
20世紀、パリは世界の「芸術の都」だったのだ、
ということを改めて思い起こさせよう、という狙い?

けれども、グローバリズムの21世紀、
パリももう、20世紀と同じようには
「芸術の都」であり続けられないでしょう。

企画タイトルこそ、「1900-2005」ですが、
21世紀に制作された作品はたったひとつ、
旧ソ連生まれのズリカ・ブアブデラの「踊ろう」。
(森美術館の「アフリカ・リミックス」にも出てました)。

アルジェリアに育ち、パリで活躍する若い女性アーティストが、
三色旗と同じ配色のスカーフを腰に巻き、
「ラ・マルセイエーズ」に合わせてベリーダンスを踊る、
なまめかしい腰のあたりを写した映像作品です。

同行の友人(♂)はこの映像がいたく気に入ったらしく、
しばらく見入ってました(笑)。

そして出口のショップには、
ポンピドー印の「一筆箋」や「ぽち袋」が(笑)。
誰が企画したのかわかりませんが、
日本文化の逆襲(?)、
ぜひパリの本拠にもお持ち帰りいただきたいものです。


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シンワアートオークション

有楽町で開催されたアートフェア東京の
閉幕と入れ替わるようにして、
銀座では、日本最大手のオークションハウス
シンワアートオークションで、明日開催される
コンテンポラリーオークションの下見会が行われました。

現代美術に絞ったオークションは、今回でやっと3回目とか。
第1回は昨年12月だそうですから、まだ始まったばかりです。

オークションは、フェアに比べると敷居が高く感じられるけれど、
下見会なら潜り込める(?)かもってことで、見物に行って参りました!

出品作品には、ウォーホルやリキテンシュタインのような
物故作家のものもありますが、
ほとんどはバリバリの現役作家のもの。

こういってはなんですが、さすがに
「アートフェア東京」より著名作家が多いです。
広い2フロアに並んだ作品は見応えあり。

キャプションには落札予想価格が書かれていて、
ついつい目を凝らしてしまいます。

「李禹煥60万円〜? やっすいじゃん!」
などと思ってしまった私。
もちろん「今は(笑)」手が出ませんが。

これまでは美術館で見ていたアーティストの作品が、
急に身近に感じられた(?)
楽しい時間でした。

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【住まいの選択肢】一戸建てを選ぶ理由

不動産情報ポータルサイト「HOME’S」が、
こんな調査結果を発表しています。

インターネットによる、
持ち家一戸建て住宅購入者の実態調査。

対象は、関東(1都6県)、関西(2府4県)在住の、
過去3年以内に一戸建て住宅を購入して、調査時点も住んでいる人です。
建て売りも中古も、注文住宅も含めてサンプルは2002人。

購入時の平均年齢は全体で36.9歳と、
私の実感よりはちょっぴり高めな印象。

そして、全体の4分の1以上が、
マンションとも比較した上で一戸建てを選んだ、
としています。

ということは、4分の3近くは
最初から一戸建てしか考えていなかったわけ。
調査対象が関東・関西に絞られていることを鑑みれば、
意外に多いとも見えます。

リリースには詳しいことは書かれていないのですが
たとえば関東なら、
東京や神奈川と他県との差を知りたいところでした。


また、マンションより一戸建てを選んだ決め手、
ベスト3は

第1位:隣室や上下階との関係に気を使わないですむから
第2位:駐車スペースを確保でき、駐車代もかからないから
第3位:土地があることで資産の有利性があるから

・・・なんだか夢がないような。

でもそれは、単に設問の問題かもしれません。
4位以下も「補修・建て替えが自由にできるから」
「プライバシーを守りやすいから」などなど。


かねて私は、「一戸建てでなくては!」と思う
積極的な動機には、大きく3つあるのでは、
と考えています。

ひとつは、子ども。

DINKSならば都心のマンションが便利だけれど、
子育てには、のびのび広い一戸建てを・・・
と考える人は少なくないのでは。

そう思ってみると、「HOME’S」調査の第1位、
「隣室や上下階との関係に気を使わないですむから」という中には、
子どもが自由に走り回れる家を、という動機も含まれている、
かもしれません。


そして、私が考える3大動機のもうひとつは、
クルマ(カタカナで)。

東海地方あたりだったらわかりませんが、
関東・関西で、「全戸駐車場付き」ってマンションは
そう多くはないはず。

しかも、クルマ好きは、1台では満足しないことも多いし、
クルマいじりでもしたいとなれば、マンション内駐車場では無理。

これまた、「HOME’S」調査の第2位に、合致するでしょ。


調査結果にない、一戸建て選択動機
(そもそも設問の選択肢になかったのかも)
として私が考える3つめは、

ペット。

いかにペット可マンションが増えたといえど、
大型犬を飼うとか、猫を何匹も飼いたい人は
マンションではちょっと・・・と思うんじゃないかな。


とはいえ、
このアンケートの4分の3を占める回答者のように、

以上3つの動機を超えて
「そもそも一戸建て以外考えられない」という人は、

全国的にみれば(特に地方には)もっと多いんじゃないか、
とも、思うんですよね。

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アートフェア東京2007

一昨年は行きそびれた「アートフェア東京」

第二回となる今年は、手ぐすね引いて(?)待ってました。
初日にさっそく潜入。

平日昼間にしては混んでいた、と言っていいのかな。
とはいえ、かなりの割合が「関係者」のようでもあり、
ちょっと微妙な感じでした。
私としては、ゆっくり見られてよかったけれど・・・。


1月に行われたアート@アグネスと違って、
プライマリー(アーティストから直接作品を買い上げる)の
現代美術ギャラリーだけでなく、
ピカソやクレーも扱うセカンダリー・ギャラリーや
古美術のギャラリー、国外のギャラリーも参加しています。

そのせいで、カタログの見開きページに
小出茜(カイカイキキ)による、
素人コミックのような筆致の女子高生の絵、
「リスカ」(「リストカット」の略らしい)と、
紀元前のギリシア風の壺の写真が並んでいたりして、
なかなかシュール。


出展画廊はおよそ100とか。

それを一度に概観できるだけでも
入場料1500円の価値は十分にあります。


しかも、初心のコレクターを意識しているのか、
わりあい手頃な価格の作品を並べる画廊が多く、
「初めてアートを買いたい!」という人に特にお勧め。

実は、単なる偵察のつもりで行った私も、
思わず1点、購入しちゃいました・・・・
ちいさなちいさな、写真作品をひとつ。

こんな比べ方をしてはアーティストに申し訳ないようだけど、
スカート1枚買うより安く、
「衝動買い」も十分にありです。


他方で、東京から世界に発信するフェア、として見ると、
ちょっと物足りなく感じました。

海外のフェアに行ったことがないので、
比べることはできないけれど、

作品そのものも、
日本にはもっとハイレベルなものが
たくさんあるはずじゃないかと思うし・・・。

今出てるのがレベルが低いというわけじゃないのですが、
マーケットへの意識が強く出たのか、
アクがないというか、パワー不足な印象。

会場に漂う雰囲気も、
もっと高級でもいいんじゃないかな、
と思いました。


また、東アジアにおける国際フェアとして考えれば、
中国や韓国のギャラリーにも、もっと出展して欲しい。

韓国のギャラリーは1店だけでしたが、
実は、私にとって、すべての出展の中で
いちばん印象に残った展示でした。


まだまだ生まれたばかりのイベント。
今後は毎年4月の開催になるとのことです。
来年までには、もっと予算を用意しておこうっと。

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さよなら住宅金融公庫

いよいよ新年度ですね。
と、いっても自由業者の私には
何の変化もイベントもありませんが・・・

こういうとき、「切り替え感」がある会社勤めも、
ちょっと羨ましいな〜、と思います。

さて、
この週末は「東京ミッドタウン」の話題で持ちきりでしたが、
住宅関連の話題としては、
これでしょ。

住宅金融公庫廃止、住宅金融支援機構に移行。

まあ、廃止が決まってから6年も経つので
「今頃?」
ってカンジもあります。

いっぽう、まだまだ返済中のみなさまにとっては、
「さよなら」
ってカンジでもないでしょう。

とはいうものの、

公庫の歴史は日本の住宅ローンの歴史、
住宅政策の歴史そのものといっても過言ではない。
その廃止は、やっぱり大きな節目です。

ということで、ここでざっくり振り返っておきましょう。
(マイブーム>年表)

昭和23年、GHQによる非公式な勧告が、
公庫の歴史の黎明でした・・・。


1950年5月6日 住宅金融公庫法施行
1950年6月5日 住宅金融公庫発足
1950年6月26日 個人住宅の第1回申し込み受付開始
1955年7月11日 住宅融資保険法施行・保険業務新設
S30(1955)年度 増築資金融資創設
S38(1963)年度 住宅改修資金融資創設
S40(1965)年度 増築と住宅改修を一本化し住宅改良資金融資に
S45(1970)年度 高層分譲住宅購入資金融資創設
S47(1972)年度 民間デベロッパー向け団地分譲住宅融資創設
S49(1974)年度 返済方法を元金均等返済から元利均等返済に
S54(1979)年度 ステップ償還制度導入
S57(1982)年度 段階金利・規模別金利導入
S60(1985)年度 融資手数料導入
S62(1987)年度 クイックリフォームローン創設
H2〜3(1990〜91)年度 大都市加算・初めてマイホーム加算導入
H5(1993)年度 ゆとり返済制度導入
H8(1996)年度 性能基準が基準金利の要件に
H12(2000)年度 ゆとり返済制度廃止
2001年 住宅金融公庫廃止が閣議決定される
2003年10月 証券化ローンがスタート
2005年1月 証券化ローンの名称が「フラット35」に決定

主な参考資料は
「住宅金融公庫五十年歴史」(財)住宅金融普及協会
これまたβ版です。

写し間違いもあるかもしれないので、
引用の節はご注意くださいませ。

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