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異邦人たちのパリ@国立新美術館

会期も終わり近くになって、やっと行ってきました、
国立新美術館の「異邦人たちのパリ1900-2005」
ポンピドー・センターの所蔵作品展です。

上野にオルセー、乃木坂にポンピドー。
フランスは(再びの)文化輸出に熱を入れようというのでしょうか。

しかもこの企画展、
パリで活躍した外国人アーティストの作品を集めたもの。
20世紀、パリは世界の「芸術の都」だったのだ、
ということを改めて思い起こさせよう、という狙い?

けれども、グローバリズムの21世紀、
パリももう、20世紀と同じようには
「芸術の都」であり続けられないでしょう。

企画タイトルこそ、「1900-2005」ですが、
21世紀に制作された作品はたったひとつ、
旧ソ連生まれのズリカ・ブアブデラの「踊ろう」。
(森美術館の「アフリカ・リミックス」にも出てました)。

アルジェリアに育ち、パリで活躍する若い女性アーティストが、
三色旗と同じ配色のスカーフを腰に巻き、
「ラ・マルセイエーズ」に合わせてベリーダンスを踊る、
なまめかしい腰のあたりを写した映像作品です。

同行の友人(♂)はこの映像がいたく気に入ったらしく、
しばらく見入ってました(笑)。

そして出口のショップには、
ポンピドー印の「一筆箋」や「ぽち袋」が(笑)。
誰が企画したのかわかりませんが、
日本文化の逆襲(?)、
ぜひパリの本拠にもお持ち帰りいただきたいものです。


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