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安藤忠雄展@東京ミッドタウン

国立新美術館でポンピドー所蔵作品展を見たあとは
お隣、ただいま話題沸騰中の「東京ミッドタウン」へ。

といっても、混雑するガレリアはとっとと通り抜け、
目指すは公共空地のすみっこにある「21_21 DESIGN SIGHT」
開館展は、この建築の設計者である安藤忠雄のプロジェクト展です。

閉幕間近の土曜とあって、館内はかなりの混雑。
しかしその7割方は建築学生か、
設計事務所の若手所員のように見受けられました。

展示自体も、設計事務所か現場事務所の仮設デスクに
進行中のプロジェクトの模型やスケッチ、図面が拡げられている、
といった態の、おおざっぱ(よく言えばリアル)な内容。
安藤事務所にお邪魔した気分を味わいましょう、ってことかしらん。


ちなみに、「21_21 DESIGN SIGHT」の外観は、
鉄板の羽を伏せたグライダーみたいな感じ。
地上のボリュームは控えめですが、地下に大きな空間があります。
床面積の約8割が地下に埋められているそうです。

でも、そのことが特に新鮮には感じられないのは
地中美術館、表参道ヒルズときて、来年完成予定の東急渋谷駅まで
今や「地下」は「コンクリート」に続く安藤建築のトレードマークだから。

エントランスが目立たないのも、狙ってのことと思いますが、
一度にこれほどの入場者数は想定していないとみえて、
狭いのに出口兼用なのはいかがなものでしょうか。


けれども、地下から上空へ抜ける吹き抜けは気持ち良かった、
見上げる位置によっては、青空だけが切り取られます。
「東京の真ん中で、空だけが見えるのっていいな〜」と
しみじみしながら移動したら、
いきなり威圧的なミッドタウンタワーが目に飛び込んできて
「リッツカールトン」様に見下されてしまいました。ちぇ。

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