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「日経アーキテクチュア」2007年5月28日号

「日経アーキテクチュア」の仕事で、
大江戸線飯田橋駅や、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅などの
設計で知られる渡辺誠さんが、
国内で初めて手掛けた個人住宅を取材しました。

延べ面積500平米を超える3世帯住宅。
外壁や床の間、キッチンは御影石で、
その表面には繰り返し、波状のモチーフが現れます。

コンピューターを駆使した3Dのデザイン、
それをひとつひとつ、人の手で削り出す途方もない工程。
個人住宅のために、ここまで手間暇をかけていることに、
まず驚いてしまいます。

そしてその、一見、前衛的な姿にもかかわらず、
使い勝手のこまかいところまで
気配りが行き届いていることも驚き(失礼)でした。

いつも思うことですが、こういう住宅作品は、
建築家と建て主の希有な出会いがあって
初めて生まれるものですね。

残念ながらここに詳しく書くことはできませんが、
建て主の女性の人柄も、強く印象に残りました。

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「日経ホームビルダー」2007年6月号

初めての「日経ホームビルダー」誌の仕事で、
久しぶりに工務店を取材しました。

それぞれ埼玉県の鴻巣市と、春日部市に本拠を置く2社。
どちらも、強い信念を持って、
誠実に家づくりに取り組む姿勢に頭が下がります。

建物そのものは目を驚かすものではないけれど、
日本の住宅建築を支えているのは、こういう人々なんですよね。

建築家の作品ばかり取材していると
忘れてしまいがちな現状に
再び目を向ける、いい機会でした。

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團菊祭

5月の歌舞伎座は、團菊祭です。
平日夜の部もそれなりの入りでした。
全部が楽しい演し物で、陽気な気分に浸れます。


最初の幕は「女暫」で、羽左衛門さんの追善狂言。
もう七回忌にもなるんですね。

息子さんの萬次郎 はヒロイン・巴御前が初役だとか。
最後の幕外の引き込み(本物の「暫」では六方を踏むところ)で
女形役者の素に戻っての、三津五郎との掛け合いが楽しい。

平成の三之助(もはや「助」は菊ちゃん一人だが)の
揃い踏みを見たのも久しぶりでした。


二幕目は所作事で、
松緑の「雨の五郎」と三津五郎の「三ツ面子守」。

天井から下がった柳の枝が恋文のようにも見える、
鳥の子紙風の書き割りがきれいです。

三津五郎が少女の役をやるなんて、初めて見たように思いますが、
(2階後ろの席から見る限り)可憐でもあり、気味悪くも・・・。
おかめ、恵比寿、ひょっとこのお面を付け替えて踊るんだけど、
お面を外した顔もまた、お面のように見えました。


メインは「神明恵和合取組」すなわち「め組の喧嘩」。
歯切れのいい江戸弁が爽快です。

品川、八つ山、浜松町・・・
とお馴染みの地名が並ぶのも嬉しくて、
江戸時代と地続きの町を生きている実感が。

主人公辰五郎は、いくつになっても枯れない菊五郎にはまり役。
團十郎・海老蔵 親子の相撲取り役もぴったりです。

でも終幕、梅玉は声が枯れていて締め切れなかった。
風邪かな喉かな。
大事にしていただきたいものです。


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鵡川発 発芽玄米

「もしも」だの「アマゾン」だののブログパーツを貼って
結局、自分が買い物しています(笑)。

先日は、「もしも」で北海道・鵡川産の発芽玄米を買いました。
なかなかおいしかったのでご報告しておきましょう。
左のサイドバーから購入できます。よろしく♪

「おうちで菜食」を始めて以来、私の主食は発芽玄米。
玄米と違って、どんな炊飯器でも炊けるからです。

白米と半々ぐらいで炊くのが一般的でしょうけれど、
うちは発芽玄米100%、混ぜるとしたら雑穀です。
慣れなのか、今や私は、銀シャリに
あまり魅力を感じなくなってしまいました。

精米より玄米より製品化に手間が掛かるため、
お値段が高いのが難ですが・・・。
家族を養うわけでなし、ここはけちらない。

発芽しているということは、「半生」のようなもの。
精米よりあしがはやいのもネックです。
プラスチックの米びつに入れるのは、
なんとなく抵抗感がありました。

そこへいくと「鵡川発発芽玄米」は、
チャック式パックになっているのが魅力です。
1パック1キロという量も、
私のような食べ方にちょうどいい。
意外とないんですよ、この量。
500gか2kgが多いんじゃないかな。

ということで、よかったらぜひ♪

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血の婚礼@東京グローブ座

「血の婚礼」といえば、
国内ではアントニオ・ガデスの映画(下記)で知られているのでは?
私も見たような遠い記憶が・・・(心許ない。)

原作はガルシア・ロルカの戯曲で、
20世紀に書かれたものというから
そう古くはないのですが、

現代の日本のリアリティからはかけ離れたストーリー。

で、あるからして、舞台で日本人が演じるには、
相当に緻密でなけれなならないと思うのです。

そこで、森山未來主演の東京グローブ座公演
観に行ったのは先週水曜日のソワレです。

キャストはそれぞれはまり役で、熱演。
シンプルな舞台装置の使いこなしもすばらしいと思います。

なんだけど、前述の通り、現実から遠い芝居ゆえ、
ちょっとでも台詞をとちられると(誰とは言わないが)
いきなり現実に引き戻されてしまいます。
私は、いまひとつ、舞台の世界に没入できませんでした。

だけど、この芝居の「ごちそう」(歌舞伎用語か?)は、
舞台袖で演奏する、渡辺香津美の生ギター。

芝居がはねたあとは、パエリヤと赤ワイン求めて
スペイン料理屋に足が向きました>^_^<

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新丸ビル

Image002

写真は、「新丸ビル」7階のレストラン街
「丸の内ハウス」皇居側テラスからの眺め。
飲食のできるベンチがしつらえられ、
合間にオリーブを植えたプランターが配されています。
今の季節にはうってつけ。
ノートパソコンもって仕事しに行きたいなあ。

階下は混み合っていますが、
ここならまだ座る場所が残っていました(土曜午前情報)。
東京駅側のテラスもGOOD。

あとで調べたところ、
小さな街路風に仕立てた「丸の内ハウス」には
男子禁制のバーがあるらしい。

おもしろそうだけど、それって、女同士で行くんでしょうか?
それとも、女一人で渋く呑む?
両方が混ざると、お互いかみあわないかもね・・・

個人的には、男性がいないバーなんて
なんの意味があるの? と思ってしまいますが(笑)。

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バベル

連休最終夜の六本木ヒルズは、雨にもかかわらず混み合っていました。
ヒルズの中はところどころ露天なので、雨の日はちょっと歩きづらい。

それでも夕方早い時間には、いつも行列の南翔饅頭店にもすんなり入れ、
噂の小龍包を試すことができました。

確かに、悪くはない、が・・・私には、スープに溶けた肉の脂がややしつこい。
それより、ふつうの饅頭のほうがおいしいかも。


さて、軽く腹ごしらえしたあとは、
菊池凜子がアカデミー候補になったことで
一躍注目を集めた「バベル」を観てきました。


一発の銃撃がモロッコ、メキシコ、日本をまたぎ、
それぞれの運命を変えていく・・・という物語。

ドラマでは描かれない、数多くの登場人物たちのバックグラウンドを
わずかな台詞で伝える脚本がうまいなあ、
と思ったのは、物書き目線かもしれません。


主に「コミュニケーション」という視点から語られることが多いようですが、
いろんな見方が可能な映画です。

家族や愛情の物語に還元することもできるし、
さまざまな社会問題も含まれている。


なかでも私は、各国の登場人物がそれぞれ家族の一員を亡くし、
そのことへの責めを感じる物語に心動かされました。


けれども、
日本の物語については、ほかの物語との接点が希薄で
とってつけたような印象が否めません。
菊池凜子の演技が評判のヒロインの、
奇妙に性的な焦燥にも違和感を感じました。

一方の主役、ブラッド・ピットは状況が状況とはいえ、
最初から最後まで自分たちのことしか考えてない、
身勝手なアメリカ人に映る。


終幕、アメリカと日本のふたつの家族には
光明が兆しているようですが、

私には、負けず嫌いなモロッコ人の少年と
純朴だけれど気の短いメキシコ人青年の行く末ばかりが気になりました。

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クィーン THE QUEEN

今年のGWは「安・近・短」で東京が混むと、
とある情報番組が予測してましたが、

その通り。

六本木や表参道が混むのは仕方ないとして、
日比谷にこんなに人がいるかな〜〜。


話題のクィーンも満席でした。

10時に窓口に並んでも、
16時半の回が残席僅少だったそう(伝聞。)。


ダイアナ元妃が亡くなったのはもう10年も前だけれど、
ロンドン警視庁が「あれは事故死」と結論づけたのは
ついぞ去年の暮れでした。

そんなホットな事件を取り扱っていると思えば、
この映画の表現はとてもクールです。
事故直後の王室とブレアの様子を淡々と描き出す。


でも、このブレア、ちょっとかっこよすぎない?

女王の視点で描かれるだけに、
当然、観客は女王に感情移入しやすくもなるでしょう。

もしかして背後には、英国政府と英王室の
深謀遠慮があったりして。

・・・ま、
それにしてはチャールズの影が薄すぎますが。


やくたいもない憶測はさておいて、

私はこの映画、「世代間ギャップ」の物語として観ました。

女王とダイアナ、女王とブレア、
さらには、女王と時代そのものとの。

女王にはダイアナが理解できなかっただろうし、
ダイアナも女王を理解しようとはしなかったでしょう。
ダイアナの悲劇に熱狂した大衆もまたしかり。

でも、ブレアは・・・


と、いうことで、やっぱりこのブレア、
ちょっとかっこよすぎでした。

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ドロップシッピング始めました。

新しいことは、とりあえずやってみる主義。

ニフティサーブ(!)のビンテージな(?)IDが自慢だったし、
むかあし、HTML書いてHPつくったこともあった。
ブログ始めたのもわりと早いほうでは、と自負しています。

もっとも、なかなか続かないんだけど。

アフィリエイトも、ただの1円も稼いでないんですが、

(そもそも紹介書いてないし〜〜。
自分の本すら一冊も売れない(;_;))

このほど、ドロップシッピングってやつにも
手を出してみました。

私が選んだドロップシッピングサービスプロバイダーは、
とりあえず一番お手軽(そうに見えた)な「もしも」

それも、用意されたブログパーツを貼り付けるだけという、
もっとも安直な方法を選びました。とりあえずは、ね。

左のサイドバーにあるのがそれです。


自分のブログに商品広告を貼り付ける以上、
自分の好きなもの、本当に気に入っているもの、
みんなにオススメしたいものを売りたい。

で、とりあえずは愛飲のコントレックスから(笑)。

でも、本当のことを言うと、利益度外視の設定でも
楽天の最安値店にはかなわないんですよね。


ドロップシッピングの仕組みを
ちゃんと理解できているか自信ないけど、
輸入品を売っていても、特性は生きないのかもしれない。

中間業者を省き、
製造元と消費者を結びつけるのが
ドロップシッピングの優位性なのだとしたら、

国内の、小さくても優良なメーカーの商品が
誰の手にも届くようになって
作り手も消費者もハッピー、という仕組みに育って欲しい。

それには、プロバイダーにもがんばってもらわないと。

私も、ダメモトで、
売りたい商品をリクエストしていこうかな。

な〜〜んて、続くんですかね(セルフつっこみ)。

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足ツボ・マッサージ

ゴールデンウィークは、ちょっぴり寂しい。

ときどき取材や撮影に出掛け、家では原稿を書く日々は、
いつもとまったく変わりないのだけど、

届くメールはぐっと減るし、電話もあまり掛かってきません。

それだけ、いつもよりはやっぱりヒマで、
ヨガのレッスンを多めに受けたりしてみる。


で、今夜は、studio yoggyの特別クラスに参加してきました。

お題は「アロマヨガ&美脚の作り方」(笑わないで〜)。
今さら美脚はともかく(とは、ホントは思ってないけどさ)、
足ツボを教えてもらえることに惹かれたの。

前後にヨガで身体をほぐしつつ、
指導していただいたマッサージの手順は・・・


まず、片足の足首を、反対側の足の脛の上にのせ、
手で足首を回してほぐす。

それから、滑りをよくするため、
足裏から膝下にかけてクリームなどを塗る。

(この日は、ゼラニウムと
グレープフルーツの精油を混ぜたクリームを使用。
ゼラニウムはホルモンバランスを整え、
皮脂分泌のバランスをとる、
グレープフルーツは脂肪燃焼を促進する、
などの効果があるそう)。

次に、専用の棒で足裏からツボ刺激を開始。
腕に力を込めるのではなく、棒に体重をかけるようにして
ツボにねじこむのがコツだそうです。

けっこう痛くて、自分ではついつい手加減しがち。
息を吐いて、痛みを逃がしながら押していきます。

足裏が十分柔らかくなったら、
次は足の甲側から、指と指の間を刺激。

さらに、両手で足指を2本ずつつかんで左右に拡げ、
前後左右に交差させてほぐします。

それから、両手でげんこつをつくり、
第二関節でしごくように足の甲をさすりあげる。

さらに、手のひらを組んで裏返し、
逆さにした両親指ですねを挟んでさすりあげ、
血液を上半身へと戻してあげます。

膝裏をつかみあげてほぐしたのち、
太ももを両手でほぐしながらさすりあげて仕上げ。

最後は両足を前に投げ出し、腰幅に開いて、
足首を左右に大きく動かしながら、
股関節まで刺激します。


以上、記憶をたどりながらなので、
全部が正確か自信はないけれど、

ヨガもマッサージも、結局は、
自分の身体の感覚にちゃんと集中すれば、
そう大きくは間違わないのでは、と思います。

「今日の疲れは今日のうちに取り除くのが大切」
とは、インストラクターさんのアドバイス。

酔っぱらってベッドに倒れ込んで寝てるようじゃ、
疲れはとれませんよ〜〜(自戒)。

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