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炊飯器で玄米ごはん

玄米って、ふつーの炊飯器では炊けないのだと、
思っていました。


たいていの料理本では、
圧力鍋を使えとか、土鍋を使えとか。

最新の炊飯器には「玄米モード」があるらしいけど、
10年選手(もっと?)のうちの子には、
もちろんそんなのついてない。

せいぜい2人用の、うちの土鍋はちっちゃ過ぎるし、
圧力鍋は、いつか欲しいと思っちゃいるけど
まあ、お嫁に行くとき(は?)で、いいかなと。

なので、発芽玄米にしていたわけです。

発芽玄米の問題は、

概して玄米より高いこと(発芽の手間がかかってるから)。
手に入りにくいこと(スーパーだと500g単位のパックでめんどくさい)。
半生ゆえ、夏場は足が早いこと(水につけたまま、一晩おくのはちょっと心配)。


今回ゲットした新しい料理本(詳しくは後日)は

「玄米は、つけ置きなしで、ふつうの炊飯器で炊けます」

と教えてくれました。

ポイントは、水の量。
お米の1.6〜1.7倍にするだけ。
そしてお塩をひとつまみ。

私は、
米2カップお水は3カップ強で炊いてみました。
なんとなく心配だったので、
一晩つけ置き。でもお塩は・・・忘れました。

炊きあがりは、ちゃんと柔らか。
つけすぎたのか、ちょっと粘りを感じるぐらいでした。

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「新しい住まいの設計」2007年9月号

今年何度目かの、関西への旅の成果ができあがりました。

「30代の家」は、「新しい住まいの設計」の人気企画だそうです。

私が伺った2軒は、同じ30代でも対照的なプランといえそう。

すでにお子さんがいらっしゃるかどうかで、
家づくりの発想は変わるのかもしれません。

川添純一郎さん設計の建物は、
ジグザグな平面プランがユニーク。
でもその「ジグザグ」にはちゃんと理由があるんです。

いっぽう林敬一さん設計の建物も、形状はシンプルな箱型だけど、
崖地に建っていて、あまり類を見ない仕上がりです。

双方に共通しているのは、
ご家族の住みこなしのうまさ。

今の30代って、ほんとに、
モノを厳選して暮らすセンスに長けている。
小さなお子さんがいてさえ、
およそ生活感がないほどに
すっきり片付いているのに驚かされます。

詳しくは、本誌を。

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歌舞伎座でシェイクスピア

男装の麗人とか、女装の美少年というのは、
洋の東西を問わず、芝居心をそそるもののようです。
お嬢吉三とか、弁天小僧とか・・・。

シェイクスピア「十二夜」の主人公は「男装の麗人」ヴァイオラ。

歌舞伎はもとより
シェイクスピア存命当時の英国のお芝居も、
俳優は全て男性だったそうですから

男が女の役を演じ、
その女がさらに男装する、二重の倒錯になるわけ・・・。


今月の歌舞伎座では、尾上菊之助くんが、
そのヴァオイラ(歌舞伎版では「琵琶姫」)を演じます。

2年ぶりの再演だそうですが、筋書(パンフレット)で
菊之助くんいわく、

前回は、スイッチを切り替えるように男女を演じ分けていたが、
今回は、ボリュームのつまみをまわすように男女を行き来している、

とか。

いやほんと、そんな感じでした!

もうすぐ主演映画も封切られるというし、
菊之助くん、絶好調です。

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「日経アーキテクチュア」2007年7月23日号

今号の「日経アーキテクチュア」は「ドバイ特集」。
表紙タイトルも明朝体で、いつもとは違う雑誌みたいです。

灼熱の砂漠に、にょきにょきと建つ最先端建築群。
いろんな意味でアツい特集の間に挟まれる格好となった、
「住宅レビュー」を担当しました。

薩田英男さん&鹿野正樹さん設計の
「白山通りのいえ」を取り上げています。

青空を背に、イチョウの緑に包まれた土色の建物は、
今号の一服の清涼剤となりました(笑)。

ワンフロア13坪(うち4坪分は階段とエレベーター)で
7層という、文字通りのペンシルビルですが、
人の手で仕上げられた左官の外壁は表情豊かです。


薩田さんと鹿野さんは、
ともにヴェネツィア留学経験を持つ建築家。

鹿野さんが語ってくれたことによれば、
この建物にも、ヴェネツィアのイメージが投影されているそう。

幅員40mの白山通りをグラン・カナル(大運河)に見立て、
アルターナ(物見台)を持つ、塔のような住宅・・・。

そう思って改めて建物を眺めてみると、
最初は和風に見えた外観に、
イタリア中世のイメージが重なってくるから不思議です。

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高野豆腐のカツサンド

高野豆腐。

実は、初めて買いました。(^^ゞ

・・・嫌いだったので。

でも、このレシピを試してみたかったの。

高野豆腐のカツサンド

表参道にある、私のお気に入りの
オーガニックパン屋さんアコルト
の人気メニューだそうです。


揚げ油をけちったせいか
衣がちょっとハゲちゃったし、
レシピ写真に比べると分厚い仕上がり。
ソースの味も、濃すぎたかも。

でも、意外なおいしさでした。


マクロビやベジタリアン向けレシピの
「肉もどき」料理って、なんだか無理があるカンジで
好ましく思えなかったのですが。

最近ちょっと考えが変わってきました。

工夫する楽しみ、食材の意外な変身は、
料理の醍醐味のひとつかなあって。


それだけに、手間もかかるのが難点だけどね。

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ル・コルビュジエ展@森美術館

台風4号首都圏直撃が告げられた日曜日。

地方取材をとっとと切り上げて帰京した私は、
「今日は空いているに違いない!」と
まっすぐ六本木ヒルズに向かいました。

言うまでもなく、お目当ては
「ル・コルビュジエ展:建築とアート、その創造の軌跡」
です。

いやいや、大正解でした。

この展覧会の最大の見所は、なんといっても
森美術館ならではの大きなハコを活かした実寸模型。

パリのアパルトマンのアトリエ、
マルセイユの「ユニテ・ダビタシオン」のユニット、
そしてコル終焉の地となった、
南仏・カップマルタンの「小さな休暇小屋」が
追体験できるのです。

やっぱり、建築は体験が一番。
第一、たのしいです。

でもね。
この展示、混んでる時間帯に行ったら
じっくり体験するどころじゃないと思うんですよ。

たぶん入場制限もしてるでしょう。

なので、これから出向かれる方は、
事前に混雑状況を確かめることをおすすめします。

ちなみに、展示室内及び、
六本木ヒルズ各所で上映される(8月前編・9月後編)
オリジナル映像作品、

「PLAN LIBRE/ル・コルビュジエ 4つの白い住宅
- 絵画+時間=建築」も秀逸。

DVD売ってないかと探したけれど、
見つかりませんでした。

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荒木珠奈さんの新作@ポーラ ミュージアム アネックス

以前、日経住宅サーチでインタビューした
アーティスト・荒木珠奈さんのインスタレーションが、
現在、銀座で公開されています。

POLA新鋭展2007
「あなたの物語を楽しんで下さい」
(7月29日まで)

キューレーターが付けたタイトルだと思いますが、
荒木さんの作品にぴったり。

彼女は、自分では物語を設定しないそうですが、
作品は、見る人の心の中に物語を喚起する力を持っています。

新作のタイトルは「蛹の舟」(船、だったかもしれない・・・)。
舟も、荒木さんの作品にたびたび登場するモチーフです。

ギャラリーの外の吹き抜けや窓までが
作品の世界に取り込まれているので、
見過ごさないで下さいね。


この展覧会ではもうお一方、
ムラタ有子さんというアーティストの作品が展示されています。

馬をモチーフにした、
静かな色遣いの、
大人の絵本のようなタブローです。

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「EXE」vol.9

「EXE」は大人の男性、それも高額所得層の読者を意識した雑誌なので、
巻頭の実例も、他の媒体とはちょっと毛色の違う取材先が選べます。

それは、何も、建物にお金がかかっている
(かかっているのも多いけど〜〜)、
ということではなくて

住む人の哲学が感じられる家、とでも申しましょうか。

とはいえ、取材先を探すときは、
まず(家の)見た目から入ります。

こっちが「哲学がありそうだ」って感じただけで、
住む人が哲学を持ってるかどうか、
ほんとのところは、ご本人にお会いしてみないとわからない。

ところがですね。私に見る目があるっていうか(笑)。

これまでハズレはありません。

取材のたびに
「世の中にはこんな人もいるんだなあ(もちろん、いい意味で)」
と感じ入るばかり。
個人的にも刺激を受けるし、原稿を書いていてとても楽しい。
ライター冥利に尽きます。


なかでも、最新号vol.8の特集「週末別荘で当たり前に過ごす」で
取材させていただいたFさんは、、、すごい方でした。

ここで詳しくは書けないけれど、その一端は
記事をお読みくだされば、
感じていただけると思います。

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三人吉三@コクーン歌舞伎

渋谷、コクーン歌舞伎の第8弾「三人吉三」

幸運にも、追加公演のチケットを入手しました。
連日、大入り続きだったみたいですね。

2001年の初演も観ているものの
「とってもよかった!」という感想以外は記憶になく・・(^^ゞ

ちゃんとは比べられないのですが、


今回は、因果応報のストーリーの、陰惨さが際立つ印象。
「三人吉三」って、こんなにクラい芝居だったっけ・・。


歌舞伎座でならわくわくと待つ、
「お嬢吉三」の「月も朧に白魚の・・・」の名台詞さえ

なまじその前段(夜鷹おとせがお嬢に襲われるまでの顛末)が
丁寧に演じられているだけに
三人吉三の「悪」が目立ちます。
お嬢役の福助の、喉を絞った感じの発声も、爽快とはいいがたい。

三人をヒーローにしないところが
今回の演出の狙いでもあるのでしょうが・・・。

1階客席前方を平土間にして
役者が客席を巻き込むお馴染みの演出も、

今回は、
状況劇場(古ぅ〜〜)のようなテント芝居を思い出させました。


芝居そのものがアングラっぽいからかな。


平土間の客は紙吹雪かぶってましたが、
状況劇場だったら水をぶっかけるところ。
コクーン歌舞伎はまだおとなしい(笑)。


エンディングを盛り上げるのは椎名林檎の音楽で、
そのへんが「歌舞伎として画期的!」と
当事者も観客も考えているようですが

ほとんどアングラ芝居を観ている気分になってた私には、
椎名林檎はハマりすぎで「ベタ」に思えたほどでした。

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夏越の大祓@赤坂氷川神社

今年もいよいよ折返しましたね。

6月30日。赤坂氷川神社の「夏越の大祓式」に参加しました。

大晦日の大祓式との違いは、
神事のあとの「茅の輪くぐり」。
赤坂に住んで7年目にしての初参加です。

数え切れないほどの参拝者が
長蛇の列をなして境内を練り歩く様子はなかなかの壮観。
小さな子供連れの家族とか、若い人も多くて意外でした。

最後に、氏子代表が挨拶に出て、
「赤坂氷川山車」が復活するとの報告あり。

都内に現存する山車はとても珍しいそうで、
これまで、電線が災いして長く巡行できなかったけれど、
地中埋設も完了し、いよいよ9月の例大祭で復活するとか。

高さ7mにも及ぼうという山車が
急な坂道の多い赤坂をどう巡るんでしょう。

ちょっと見物じゃないですか。
例大祭は9月15日、今年は土曜日。
ぜひ赤坂にお越しください。

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