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「日経アーキテクチュア」2007年7月23日号

今号の「日経アーキテクチュア」は「ドバイ特集」。
表紙タイトルも明朝体で、いつもとは違う雑誌みたいです。

灼熱の砂漠に、にょきにょきと建つ最先端建築群。
いろんな意味でアツい特集の間に挟まれる格好となった、
「住宅レビュー」を担当しました。

薩田英男さん&鹿野正樹さん設計の
「白山通りのいえ」を取り上げています。

青空を背に、イチョウの緑に包まれた土色の建物は、
今号の一服の清涼剤となりました(笑)。

ワンフロア13坪(うち4坪分は階段とエレベーター)で
7層という、文字通りのペンシルビルですが、
人の手で仕上げられた左官の外壁は表情豊かです。


薩田さんと鹿野さんは、
ともにヴェネツィア留学経験を持つ建築家。

鹿野さんが語ってくれたことによれば、
この建物にも、ヴェネツィアのイメージが投影されているそう。

幅員40mの白山通りをグラン・カナル(大運河)に見立て、
アルターナ(物見台)を持つ、塔のような住宅・・・。

そう思って改めて建物を眺めてみると、
最初は和風に見えた外観に、
イタリア中世のイメージが重なってくるから不思議です。

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