「都心に住む」2007年10月号
「都心に住む」2007年10月号で、第2特集を書きました。
タイトルは
「今、間取りはどこまで自由になった?」
「都心」なので、マンションの、間取りのことです。
で、問いの答えは・・・
率直に言って、今までの「田の字」一辺倒の状況に
「やっと風穴が開き始めた」ってところでしょうか。
記事で事例として取り上げたのは、超高層マンションに
オーダーメイドマンション、コーポラティブハウスで、
そこは相応に「自由」といえるのですが。
取材中にあたった間取りの大半は、まだまだ、相変わらずでした・・・。
それでも、「キッチンのツーウエイ動線」とか「引き戸が増えた」とか
細かい部分には、流行か進化か、変化の兆しが感じられます。
私にとっての収穫は、ひさびさに、
大手デベロッパーの設計担当者にお話を聞けたこと。
集合住宅に詳しい建築家、
渡辺真理・木下庸子さんのお話も示唆に富んでいました。
日本の集合住宅って、国際的に見てかなり特殊なあり方ではないでしょうか。
その裏側には、どうやら、そもそもの発展事情や、
建築制度・所有形態の問題がありそう。
もちろん、お金の流れ方も。
疑問がざわざわ湧いているのですが、
なかなか追求できず、歯がゆい思いをしています。
いずれそのうち、どこかほかの企画で。
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