« August 2007 | Main | October 2007 »

「新しい住まいの設計」2007年11月号

「行列のできる建築家スペシャル」の取材で、
建築家・岸本和彦さんと再会しました。

確か、今年最初の取材が、岸本さんだったはず。

お話を伺うのも、もう3度目か4度目になりますが
それでも、話は尽きません。

以前にも書いたように思いますが、
岸本さんは、とてもオリジナリティのある建築家です。

自分自身の深いところから発想を生んでいる、
見た目の形態ではなく、
そこから人間が受け取る感覚をイメージしている。

表面に現れる印象は、和風だったりするんですが、
決して「和」を念頭に置いて設計しているわけではない。

こういう建築をつくる人は、ちょっと他に見当たりません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

NIKKEI NET「リフォーム業界の動向」

日経新聞社が年に1回開催する「日経リフォーム博」。

毎年、このタイミングに合わせて、
ウェブサイト「日経住宅サーチ」のリフォームコーナーで特集記事を組みます。

その中の「業界動向」欄を担当して3年目。
先日、新しい記事をアップしました。

「これからはリフォームの時代!」と言われてから
もう何年も経つような気がしますが、

そもそも工事単価が安く、利益の薄い業態。
残念ながら、順調に伸びてきたとは言えそうにありません。

しかし今年は団塊世代の大量退職時代を迎え、
「今度こそ!」という期待が膨らんでいるよう。

各社、単価の大きい「全面リフォーム」のパッケージを
一斉に発売しています。

さて、予測通り、団塊ニーズは伸びるでしょうか・・・?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

コバケン&日本フィル@サントリーホール

リニューアルなったサントリーホール。

・・・実のところ、
どこが新しくなったのかよくわかりませんでした。

どうも、スピーカーシステムの更新とかバリアフリー化とか
機能面の充実が主目的だったようです。


日フィルの「名曲コンサート」は
小学校の音楽鑑賞の時間に聴くようなメジャー曲ばかりなので
私のようにクラシックに疎い者でも楽しめます。

しかし、土日の午後2時開演というのはどうなんでしょうか。
お昼寝にぴったりの時間で、どうしたってウトウトしてしまいます。

約5分のオープニング「ルスランとリュドミラ」序曲に続く2曲目は
チャイコのヴァイオリン協奏曲ニ長調、
眠くなるところなんかない曲なのに・・・。


休憩を挟んで後半は「展覧会の絵」。

ラヴェル編曲の管弦楽は編成が多いところがいい(笑)。
オーケストラの醍醐味が味わえると思います。

アンコールは「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲と
ブラームスの「ハンガリー舞曲5番」。

コバケンこと小林研一郎氏は相変わらずサービス精神旺盛で、
締め括りにもう一度「展覧会の絵」のラスト1分半を繰り返してくれて
満足感たっぷりでした!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「都心に住む」2007年10月号

「都心に住む」2007年10月号で、第2特集を書きました。

タイトルは
「今、間取りはどこまで自由になった?」

「都心」なので、マンションの、間取りのことです。

で、問いの答えは・・・


率直に言って、今までの「田の字」一辺倒の状況に
「やっと風穴が開き始めた」ってところでしょうか。

記事で事例として取り上げたのは、超高層マンションに
オーダーメイドマンション、コーポラティブハウスで、
そこは相応に「自由」といえるのですが。

取材中にあたった間取りの大半は、まだまだ、相変わらずでした・・・。

それでも、「キッチンのツーウエイ動線」とか「引き戸が増えた」とか
細かい部分には、流行か進化か、変化の兆しが感じられます。


私にとっての収穫は、ひさびさに、
大手デベロッパーの設計担当者にお話を聞けたこと。

集合住宅に詳しい建築家、
渡辺真理・木下庸子さんのお話も示唆に富んでいました。


日本の集合住宅って、国際的に見てかなり特殊なあり方ではないでしょうか。
その裏側には、どうやら、そもそもの発展事情や、
建築制度・所有形態の問題がありそう。
もちろん、お金の流れ方も。

疑問がざわざわ湧いているのですが、
なかなか追求できず、歯がゆい思いをしています。

いずれそのうち、どこかほかの企画で。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« August 2007 | Main | October 2007 »