SPACE FOR YOUR FUTURE@MOT
space for your future
アートとデザインの遺伝子を組み替える
まるで意味の違う英文タイトルと和文タイトルの、
どちらがキューレーターの本来の意図なのでしょうか。
たぶん前者、と思いたい。
ここで語られるspaceは、日本語には翻訳できないでしょう。
身体や視覚や記憶を通じて体感されるspace、
建築家たちの作品に代表されるわかりやすい「space=空間」
映像の中に立ち現れるヴァーチャルなspace。
その展示のなかに、なぜCMの沢尻エリカ100変化が出てくるのか、
私には今イチよくわからなかったけれど・・・。
「アートとデザインの遺伝子」は果たして「組み替え」ていいものでしょうか。
デザインがアート的になってもいいけど、逆はない、と私は思います。
森美術館の「六本木クロッシング」が前回に比べ
デザイン色を薄め、アート寄りになったのに対し
国立新美術館や東京都現代美術館のような官立ミュージアムが
今更デザインにすり寄るのには、なんだか違和感がある。
でも、展示は単純に楽しめました。