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2008年前半のお仕事(その3)

去年あたりから漠然と
「住宅誌や建築誌以外の雑誌に書きたいな」と思っていました。
しかし、そこは私のこと、「漠然」のまま過ごしていたら・・・・

今年の仕事始め、ほぼ一番に届いたのが、
講談社「セオリー」編集部O氏からのメール。

O氏はちょっと不思議なひとで、
どこからどうしてメールをくたさったのか、未だ判然としないのですが
(このブログからだとは思うものの・・・)

大胆にも(←O氏が)、そのまま3号続けて仕事をさせていただきました。

「セオリー」の関心は、建物よりは、それが建っている街や土地にあって、
そこが私にとって新鮮で、なかなか刺激的でした。

そして、私自身の私的な関心も、そこに近いところにある、
と、改めて思う。

2008年後半のテーマも、そのへんに見付けられる、かも。


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2008年前半のお仕事(その2)

「日経アーキテクチュア」では、昨年から取材を続けていた記事
「集合住宅再生」が3月24日号「住宅特集」に掲載されました。

「一棟丸ごと再生の事業用物件」に絞って4棟を取材。
デベリッパーのモリモトと建築家の青木茂さんによる「リファイン」
ハウスメーカーの規格型アパートをみごとにイメージ一新させた齋藤修一さん、
最小限の資本投下で「残すデザイン」手法を編み出した
スキーマ建築計画・長坂さんのsayama-flat、
東京電力と都市デザインシステムの子会社・リビタによるリノベーション分譲。

なかでもsayama-flatはドイツの「バウハウスアワード2008」
で2位を獲得されたそうです!

なかなか示唆に富む事例が集まったのではないかと、
自負しているのですが。

ほか、「Review住宅」では
積水ハウス自社設計の分譲マンション
「グランドメゾン吉祥寺コート」(4月14日号)
福山の若手・前田圭介さん
「美孔庵/MIKULAN」(5月12日号)。

「日経アーキテクチュア」では集合住宅の取材が続いています。
このあとも、7〜8月に2つほど集合住宅の記事を予定しているほか、
秋の「住宅特集号」も計画中です!


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2008年前半のお仕事(その1)

あっという間に、今年も折り返してしまいました。

このところ、仕事のご報告をまったくしていなかったので、
ここらでちょっと整理しておきます。

まずは、おなじみ「新しい住まいの設計」の補足から。

1月に始まった新連載「若き建築家のまなざし」は、
ずっと取材したいと思っていた山口誠さん
2年ぶりにお会いした蒲牟田健作さんの記事をもってひとまず終了しました。

70年代生まれの気鋭の建築家に共通していたのは、
既成概念にとらわれない自由な思考。
つねに「原点」に立ち戻って発想しているから、
今までに見たことのないようなかたちがつくれるのでしょう。

また、いわゆる「師匠」を持たない人が多いのは、
時代の特性でしょうか。
次の世代が同じような道を歩めるかどうかわからないけれど・・・。

実例では、
オクトーバーの上田知正さん弓場章史さんの作品を拝見してきました。
弓場章史さんとは初対面。「若き建築家」世代です。
上田さんとはお久しぶり。6月号の表紙を飾りました。


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