ART @ AGNES ファイナル
神楽坂の隠れ家ホテル「アグネス ホテル アンド アパートメンツ 東京」を
舞台とするアートフェア、「ART@AGNES」が今年で最終回を迎えました。
厳しい審査を経て選ばれた精鋭のギャラリーが、
それぞれホテルの客室を使って展示を競うこのフェア。
年を追って参加ギャラリーの質・量が上がってきただけでなく、
入場を予約制にするなど、混雑緩和の工夫も凝らされて
どんどんグレードアップしていたのに、少し残念です。
何より、京都や名古屋など、地方都市からの出展も含め、
これだけのギャラリー(今回は32!)の個性に
一度に触れられる機会がなくなるのは惜しい!
最近は、「アートフェア東京」もあるとはいえ、
ホワイトキューブより住宅に近い展示、
ホテルゆえの、独特の親密感には代え難いように思います。
来場者とギャラリストやアーティストとの交流も、生まれやすいんですよね。
私は最終日の昼頃に駆け足で回ってきたのですが、
各ギャラリーの展示手法にもいっそう磨きがかかって、
とても見応えがありました。
欲しい作品もたくさんあった・・・。
特に今回は、多くの人に親しみやすく、なおかつ
値段的にも、住まいに飾るにも手頃な作品が多かったように思います。
案内状によれば、来年以降は
「『ART@AGNES』を母体としながら別のかたちで展開し、
ますます活気づいてくるアートシーンをサポートしていく予定」とのこと。
今後の展開に期待しています。
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