「ザ・ローリング・ストーンズ・シャイン・ア・ライト」
思わず拍手しそうになりました。
映画なのに。
ストーンズ・ファンだったことはなく、
レコード(CDではなく)を買ったこともない。
けれども、1990年、初来日のときには
周囲の熱が伝染して、コンサートに出掛けました。
バブルが弾け散る、かすかな気配を感じた頃。
だから個人的には、ストーンズの思い出は
バブル時代に結びついている。
あのときすでに
東京ドームで豆粒のように見えるミック・ジャガーの、
それなのにエネルギーが伝わってくるパフォーマンスに
「その年齢ですごい!」と思ったわけですが、
振り返れば、当時のミックは今の私と同じ年頃・・・。
映画は2006年に行われたコンサートのドキュメンタリー。
だけど、ミックの背後からのショットは、
きっと20歳代の頃と変わらないに違いありません。
映画館からの帰り道、
六本木交差点の「アマンド」が閉まっているのに気付きました。
正確には閉店ではなく移転ですが、
交差点にあってこその「アマンド」ではないでしょうか。
ミックやキースのパフォーマンスは変わらないけれど、
バブルは遠くなりました。
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