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ジム・ランビー@原美術館

年明け早々見に行って、ホントはすぐブログに書くつもりでした、
品川・原美術館で開催中の
「ジム・ランビー アンノウン・プレジャーズ」

書きそびれているうちに、そろそろ終わっちゃうなあ・・・と思っていたら、
会期が5月10日までに伸びたというので、
ぜひお勧めしたいと思った次第。

原美術館のギャラリーの床一面に、
白と黒のビニールテープで描かれた、ストライプの渦巻き。
廊下も階段も含めた空間そのものを、まるごと使ったインスタレーションです。
でも映像や仕掛けはなしの、静的なインスタレーションというところも、
私は好き。

白黒渦巻き模様の上にコンクリートのオブジェが点在するさまは、
まるでポップな「枯山水」です。
どうも、日本人はみな同じ感想を持つようで、
あちこちの展評に似たようなことが書いてあって苦笑しました。

けれども、ジム・ランビーのもともとの意図は「レコードの溝」だったらしい・・・。
確かに、コンクリートのオブジェに埋め込まれたものをよくよく見ると、
レコードジャケットの背表紙なのでした。

「Unknown Pleasures」、未知の快楽というタイトルも
何かの楽曲のタイトルらしいけれど

ポップな枯山水の中を歩くのはとても楽しく、
確かに「Unknown Pleasures」を感じました。


付け足しますと、
昨日発売された講談社・セオリー「新・土地のグランプリ」に
原美術館も登場する記事を書きました。
タイトルは「人気住宅街物語」。

お出掛けの節は、ぜひご一読ください。
(ソレガ イイタカッタノカ)

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