ムック「1000万円台でいい家が建つ教科書」発行!
扶桑社から、ムック
1000万円台でいい家が建つ教科書
―こんな時代だからこそ、チャンス! (別冊・住まいの設計 158)
が発行されました。
これは、建築家・山下保博さん率いる
家づくりのネットワーク「Project1000」の成果を
これから家を建てようとする人たちにシェアしようというもの。
かつて、私自身もその立ち上げに参加しました。
「Project1000」とは、ただ「ローコスト」であるだけではなく、
「何にいくらかかったか」を明らかにし「適正価格」で家を建てるために
設計者と施工者が協力する「仕組み」です。
「そんなの当たり前では?」と思われるかもしれないけれど、
従来の「住宅業界」では当たり前のことが当たり前ではなかった。
材料費と人件費がごっちゃになった「一式」見積もりが一般的だったのです。
そんな状況に風穴をあけるべく、1997年に始動した「Project1000」。
2000年に第1棟を完成、関西始め地方にも協力設計・施工会社を得て
来年には竣工100棟に達しそうな勢いです。
このムックの取材を通じて、
改めて多くの「Project1000」の建て主さんに会いましたが、
みなさんとても気さくに、快く話を聞かせてくださったのが印象的でした。
新居を取材させてくれる方は、誰もがその出来映えに満足しているものですが、
特に「Project1000」の建て主さんには
「Project1000」の意義を、これから家を建てる人に伝えたい!
という熱意が感じられました。
このムックを通して、その熱意が読者にも伝わりますように。
自画自賛になりますが、なかなか楽しい仕上がりになったと思います。
とくに、市川幹郎さんが書いてくださった
「1000万円台でいい家を建てるための教科書の『教科書』」はおすすめ。
「Project1000」で建てようと建てまいと、きっと役に立つ、
基礎知識とコストダウンのテクニックがまとめられています。
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