納谷建築設計事務所「岡本の住宅」
7月14日、納谷学さん、納谷新さん設計の「岡本の住宅」のオープンハウスを見学しました。
これまた世田谷とは思えない景観!
コンパクトな建物の中に変化のある空間が展開する住宅です。
南側から見上げたところ。黒っぽい木の箱状の建物です。
敷地は旗竿状。道路側からは全景を見ることはできません。
このパノラマ!
天地を抑えて水平ラインを強調した開口部が景観を効果的に見せてくれます。
壁と天井は、木の質感を生かしつつ、白っぽいペイントを施されたシナ合板。
床に座って見上げると、窓の外は空!
写真右側に見える丸い穴は……
ドアを開いたとき、ノブがすっぽり収まる。ドアは完全に全開できるわけです。
1階のプライベートゾーンは全部畳のお部屋。最近珍しいですね。
作り付け収納の間を少し空けてあるのは、「床の間」のようにしつらえるため。
眺めのいい角の和室の開口は、かなり低め。障子は雪見になっています。
障子を閉めるとしっとりした雰囲気。
どの部屋も、間接照明が効果的に使われています。
和室の外の濡れ縁。軒をかなり抑えています。
階段室は図書スペースになっています。ランダムな棚板がグラフィカルで楽しい。
階段室の上にはトップライト。
2階から見下ろす。
FRP防水でくるんだバスルーム。2階なのに浴槽が埋め込みになっているのは、
1階の軒を抑えた分のふところを利用しているから。
白とガラスのバスルームは清潔感あります。
FRP防水は目地がないので掃除もしやすそうです。
砧公園のご近所というのもいいですね。
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