山口晃展@水戸芸術館
水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催中の「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」に行ってきました。
当代の人気画家、私自身ももちろん大ファン!
とはいえなにぶん遠方だし、正直、行こうかどうか、ちょっと迷ってました。
しか〜〜し!! 結論から言うと、行かなきゃダメだった!!
描き下ろし作品が多いだけでなく、
会場構成を山口さん自身が手掛けており、展覧会そのものが作品といえます。
行って体験するほかないのです!
それでなくても、山口さんの代表作である「東京圖」などの
現代の洛中洛外図は、巨大な画面に緻密な描き込みが特徴。
画集や図録ではとてもその全容を味わい尽くせません。
実物の前に立って、隅から隅までじ〜〜っくり見たい。
超絶技巧の描写に華麗な色彩は単純に眼福だし、
虚実取り混ぜ時空を超えた、奇想天外な街並みにワクワクします!
また、このギャラリーならではの
細長ーい第6室を生かした「続・無残ノ介」は歩きながら読む劇画。
マテリアルや手法も様々な大小の作品をたどっていくと物語が完結します。
大スクリーンで映画を見るように、劇中に入り込むような感覚が味わえます。
写真は撮影が許された第3室。
銀座エルメスでの個展でも展示されていた「忘れじの電柱」の「イン水戸」バージョン。
階段を上り下りしつつ、いろんな角度から鑑賞します。階段は、ちょうど13段。
会期は5月17日まで。残り少ないですが、オススメです!
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