建築雑誌オールレビュー再開!
昨年10月から休止していたブログ
「建築雑誌オールレビュー」。
「おかっぱ住宅ライター」高木良子さんには
わざわざご自分のブログで再開を訴えていただきましたが
ご支援のかいあって、新年から再スタートを切ることになりました!
新メンバーを迎え、また新しい視点も加わることになるはず。
私は当面、「CASA BRUTUS」「ML」「日経ホームビルダー」のレビューを
担当する予定です。
どうぞ、また改めて、ごひいきにお願いいたします。
昨年10月から休止していたブログ
「建築雑誌オールレビュー」。
「おかっぱ住宅ライター」高木良子さんには
わざわざご自分のブログで再開を訴えていただきましたが
ご支援のかいあって、新年から再スタートを切ることになりました!
新メンバーを迎え、また新しい視点も加わることになるはず。
私は当面、「CASA BRUTUS」「ML」「日経ホームビルダー」のレビューを
担当する予定です。
どうぞ、また改めて、ごひいきにお願いいたします。
今年は、ブログの更新頻度が思いっきり落ちてしまいました。
書かないでいると、書くべきことがたまり、余計に書くのが億劫になる。
書くのは重要事項に絞られていき、与太話が書きづらくなる。
・・・さらに書くのが億劫になる。
来年こそ、この悪循環を断ち切ります。
同時に、テーマを絞った新しいブログも立ち上げる計画。
乞うご期待!
さて、その前に、今年書き残したことの総ざらい。
今年もたくさんの建物を見てきました。
夏頃までは旅取材も多く、
地方で活躍する建築家にお会いできたのも収穫。
北海道では、m+Oの湊谷みち代さん+大塚達也さん、赤坂真一郎さん。
名古屋では、CAnの宇野享さんと、そのCAnから独立した諸江一紀さん。
そして、宇野友明さん。
京都では、あの高松伸さんにお目にかかる機会も得ました。
広島では、土井一秀さん、福山の前田圭介さん。
山口で、窪田勝文さん。
偶然ですが、CAnの宇野享さんの作品を
「日経アーキテクチュア」と「住まいの設計」で
立て続けに取材させていただいたのに続き、
「建築雑誌」でCAtの小嶋一浩さん、赤松佳珠子さんに
「住まいの設計」で小泉アトリエの小泉雅生さんに、
と、元「シーラカンス」の方々に次々お目にかかりました。
なぜか今まで、どなたともご縁がなかったのに不思議です。
さらに、「シーラカンス」出身の都留理子さんや弓場章史さんの住宅も取材。
実力ある若手を輩出する事務所でもあるようです。
若手といえば、保坂猛さん、原田真宏さんと麻魚さん、
大西麻貴さんなどの、キラキラするような才能も目の当たりにしました。
一方で、象設計集団の富田玲子さん、構造家の梅沢良三さんなどのベテランの、
若手に劣らぬ創作意欲や、
歴史に向けるまなざしの深さに圧倒される経験もしました。
やっぱり、建築家の話を聞くのは刺激的で楽しい。
それを、誌面でどれだけ読者に伝えられたでしょうか。
三次元で、五感に訴える「建築」を、いかにして2次元の誌面で伝えるか。
高尚で、ときに抽象に傾くこともある「建築家」の思考や人となりを
どうやって文章でおもしろく読ませるか。
毎回工夫してはいるつもりですが、うっかりするとマンネリに傾く。
来年は、そのあたりにも風穴を開けていかなくてはなりません。
最後に、今年初めてお会いした建築家の方々のうち、
これまでにお名前を挙げられなかった方をご紹介します。
浅利幸男さん
飯田善彦さん
井坂幸恵さん
奥村和幸さん
北山孝二郎さん
桑原茂さん
末光弘和さん・陽子さん
西久保毅人さん
宮晶子さん
横田典雄さん・川村紀子さん
本当にありがとうございました!
今年夏以降の「日経アーキテクチュア」で私が担当した記事は、
振り返れば全部、「賃貸集合住宅」モノでした。
2008年9月22日号「住宅特集」のリードにも書いたのですが
近年、持ち家の新設住宅着工戸数は減少傾向が続いています。
ピークの96年度には636万戸を記録したのに、
01年度以降はずーっと300万戸台。
これに対して、賃貸住宅は
96年度から00年度までは持ち家同様に減ったものの、
01年度から持ち直し、以後は順調に増加を続けてきました。
そこには、いくつかの大きなトピックがあります。
ひとつは、「デザイン時代の到来」。
00年前後から「デザイナーズマンション」という言葉が
広く使われるようになり、
最近はその数もバリエーションもぐっと増えています。
「コンクリート打ち放し&吹き抜け&ロフト」というハードな物件は、
もはやステレオタイプ。古めかしい印象さえあります。
新築なら「ふつうにオシャレで住みやすい」が当たり前になってきました。
さらに、最近は「バイク」や「クルマ」、「ペット」など
ライフスタイルに合わせた個性が売りの賃貸も続々。
9月22日号では、一歩先行くユニークな事例を取り上げました。
もうひとつは、「証券化」。
J−REIT(不動産投資信託)の上場が始まったのが01年。
時を同じくして、大規模賃貸マンションの供給が増え始めます。
9月22日号でご協力いただいた東京建物も、
01年に高級賃貸マンション事業を始めたそう。
当時はまだライバルが少なかったようですが、今や競争激化とか。
しかし、金融危機はリートを直撃(asahi.com)。
ここへきて、時代がまた大きく動いています。
07年度の着工戸数は、例の「建基法不況」で、
賃貸・持ち家ともに大きく落ち込みました。
08年度はどのぐらい取り戻せるでしょうか?
そして、不動産不況と金融危機の影響が現れそうな今後は・・・。
・・・すっかり記事の話題を離れてしまいました。
以下、覚え書き。
7月28日号のレビューで取り上げたのは
CAn(シーラカンスアンドアソシエイツ ナゴヤ)
宇野享さん設計の「太田の長屋/ゼクエンス」。
なんと3000平米の敷地を10戸の集合住宅で使い切る、
というレアなプロジェクトです。
建築における「傑作」は、
ユニークな敷地と理解ある建主を得てこそ生まれるもの。
建築家宇野さんと、オーナー前原さん、そしてこの広大な敷地の出会いは、
西沢立衛さん設計「森山邸」のそれを思い起こさせました。
8月25日号では千葉学さん設計の「WEEKEND HOUSE ALLEY」。
七里ヶ浜の真ん前という絶好の立地にある商業・住宅の複合施設です。
1階に、日本のサーフショップの草分け的存在(らしい)
「BLUE HORIZON」が入居し、住宅も週末利用を想定。
取材時すでにコミュニティーが生まれつつあるようでした。
9月22日号の実例は、
都市デザインシステム×東京電力の「月光町アパートメント」
aat+ヨコミゾマコト×アールエイジの「TEO/CT7165」
ブルースタジオ×東急電鉄TOP PRIDEの「LIFT」。
アールエイジは、都心の小さな土地を上手に使って、
ユニークな賃貸事業を行っている不動産会社です。
たとえば「TEO」は、「月額家賃5万円台で中央区に住める!」というもの。
ただし、面積は9平米弱という究極の小ささですが・・・。
10月27日号は藤村龍至さんの「BUILDING K」。
若手ながら、すでに論客として名前の通った藤村さんですが、
建築作品としてはこれが処女作とか。
頭でっかちで生意気な若者かと思いきや、
語り口も柔らかく丁寧で、すごく感じのいい青年でした。
あとでオーナーに取材したら、
「こちらの否定的な意見にもいやな態度を見せることなく、
柔軟に誠実に対応してくれた。
建築家としてだけでなく、仕事人としてすばらしい」と大絶賛。
見習わなければ・・・。
とっくに店頭から消えた号の話で恐縮ですが、
「住宅情報 都心に住む」2008年9月号の第一特集
「マンションVS一戸建て 都心の選択」の
編集・ライティングを手掛けました。
企画を受けて最初に頭に浮かんだのは、
郊外ならともかく、東京「都心」部で
「マンションか一戸建てか」迷う人ってそんなにいるの?
という疑問。
そもそも、都心だと一戸建ての供給は限られそうですし
値段だって、マンションよりずっと高いのでは・・・?
・・・しかし、よくよく考えてみれば、
都心の(特に新築の)マンションは造りもゴージャス。
土地代だけでなく建物にもお金がかかっているから、
合わせ技で価格も引き上がるわけです。
一方で、土地だけなら、
都心に残る古い一戸建てを諸事情で取り壊し、
土地を小分けにして売りに出す例も少なくありません。
そういう小さな土地に、木造で一戸建てを建てれば
鉄筋コンクリートのマンションより安くなる。
実際、記事のために出してもらったリクルートのデータでは、
「都心に住む」が取り扱う13区のうち3区で
マンションの平均価格のほうが一戸建てより高いという結果に。
一戸建ての平均価格がマンションを上回る区でも、そのほとんどで、
両者の数値にそれほど大きな開きは見られませんでした。
思い込みは避けなければいけませんね。
・・・そしてもうひとつ、
この企画を通じて自分の「思い込み」に気付きました。
それは「子育てには、一戸建てが向く」ということです。
子どもの足音は、マンションでは苦情に発展しがち。
過去の取材経験でも「子どもにのびのび走り回らせたいから」という理由で
マンションから一戸建てに移り住んだ、という話をたくさん聞いてきました。
しかし、今度の取材で出会った方は
「子育てのために、一戸建てからマンションに買い替えた」とおっしゃる。
「子どもができたときのために、と一戸建てを買ったけれど、
実際に生まれてみれば、
狭い3階建てでは、子どもを抱いての上下移動がつらい。
しかも、1階の子ども部屋は日が当たらなくて寒かった」
・・・なるほどこれも、都心ならではの「一戸建て事情」と言えそうです。
8月は忙しさの余りブログ書きをさぼり、
9月はさぼりグセが抜けないままに過ごしてしまいました。・・・
ご無沙汰の2カ月の間には、
「日経アーキテクチュア」の「レビュー」や秋の「住宅特集」、
講談社の「セオリー」&「セオリービジネス」、
おひさしぶりのリクルート「住宅情報 都心に住む」
日本建築学会「建築雑誌」などに書いた記事が世に出ました。
詳しくは、おいおいご報告してゆきたいと思います。
あっというまに10月。
世間には、、、とくに不動産&建設業界には不況の嵐が吹き荒れています。
なかでも、いつも取材にご協力いただいていた
都市デザインシステムの民事再生法適用には驚きました。
きっと立ち直って、またいい仕事をしてくださると思っていますが・・・。
直接関係するところでは、
建築家支援サイト「PF1」が閉鎖され、
「建築雑誌オールレビュー」が終了してしまったのが残念でした。
今年も残すところ4分の1。
ここらでもう一度、気合いを入れ直さなければ。
去年あたりから漠然と
「住宅誌や建築誌以外の雑誌に書きたいな」と思っていました。
しかし、そこは私のこと、「漠然」のまま過ごしていたら・・・・
今年の仕事始め、ほぼ一番に届いたのが、
講談社「セオリー」編集部O氏からのメール。
O氏はちょっと不思議なひとで、
どこからどうしてメールをくたさったのか、未だ判然としないのですが
(このブログからだとは思うものの・・・)
大胆にも(←O氏が)、そのまま3号続けて仕事をさせていただきました。
「セオリー」の関心は、建物よりは、それが建っている街や土地にあって、
そこが私にとって新鮮で、なかなか刺激的でした。
そして、私自身の私的な関心も、そこに近いところにある、
と、改めて思う。
2008年後半のテーマも、そのへんに見付けられる、かも。
「日経アーキテクチュア」では、昨年から取材を続けていた記事
「集合住宅再生」が3月24日号「住宅特集」に掲載されました。
「一棟丸ごと再生の事業用物件」に絞って4棟を取材。
デベリッパーのモリモトと建築家の青木茂さんによる「リファイン」
ハウスメーカーの規格型アパートをみごとにイメージ一新させた齋藤修一さん、
最小限の資本投下で「残すデザイン」手法を編み出した
スキーマ建築計画・長坂さんのsayama-flat、
東京電力と都市デザインシステムの子会社・リビタによるリノベーション分譲。
なかでもsayama-flatはドイツの「バウハウスアワード2008」
で2位を獲得されたそうです!
なかなか示唆に富む事例が集まったのではないかと、
自負しているのですが。
ほか、「Review住宅」では
積水ハウス自社設計の分譲マンション
「グランドメゾン吉祥寺コート」(4月14日号)
福山の若手・前田圭介さんの
「美孔庵/MIKULAN」(5月12日号)。
「日経アーキテクチュア」では集合住宅の取材が続いています。
このあとも、7〜8月に2つほど集合住宅の記事を予定しているほか、
秋の「住宅特集号」も計画中です!
あっという間に、今年も折り返してしまいました。
このところ、仕事のご報告をまったくしていなかったので、
ここらでちょっと整理しておきます。
まずは、おなじみ「新しい住まいの設計」の補足から。
1月に始まった新連載「若き建築家のまなざし」は、
ずっと取材したいと思っていた山口誠さん、
2年ぶりにお会いした蒲牟田健作さんの記事をもってひとまず終了しました。
70年代生まれの気鋭の建築家に共通していたのは、
既成概念にとらわれない自由な思考。
つねに「原点」に立ち戻って発想しているから、
今までに見たことのないようなかたちがつくれるのでしょう。
また、いわゆる「師匠」を持たない人が多いのは、
時代の特性でしょうか。
次の世代が同じような道を歩めるかどうかわからないけれど・・・。
実例では、
オクトーバーの上田知正さん、弓場章史さんの作品を拝見してきました。
弓場章史さんとは初対面。「若き建築家」世代です。
上田さんとはお久しぶり。6月号の表紙を飾りました。
編集協力として参加させていただいた
「中古マンション購入×リフォーム」で理想の住まいを手に入れる―かしこい購入方法から快適リフォーム術まで徹底ガイド (リフォームカレッジ 中古マンション篇)
が、発行されました。
単行本ですが、カラーの実例やドキュメントもあり、
2色刷りのリフォームノウハウ、
中古マンション購入からリフォームまでの基礎知識など
盛りだくさんの内容となっております!
店頭で見かけたら、ぜひお手にとってご覧ください。
ご感想をお待ちしております。
「日経アーキテクチュア」3月10日号の取材で、
意匠:椎名英三氏・構造:梅沢良三氏の「IRONHOUSE」を訪ねました。
(すみません、ずいぶん前です)
鉄(コールテン鋼)で構造と仕上げを兼ね、
さらに、サッシも外部階段も鉄、
という徹底ぶりで話題を呼んだ住宅です。
「新建築住宅特集」にも「住宅建築」にも、
「新しい住まいの設計」にも相当の紙幅で取り上げられました。
私の書いた記事も、やはり鉄の話題に終始してしまったので、
ここでは、わざわざ鉄の話はしません。
素材の話題に引きずられて印象が薄くなっているけれど、
実は、素材の力強さと引き立て合う、その空間がすばらしいんです。
世田谷の一種住専に建つ2世帯住宅なので、
地階の容積緩和を利用して3層にしているわけですが、
ここでは、敷地全体を掘り下げているのが、まずユニーク。
まるまるワンフロア分掘り下げることで、
通常の「ドライエリア」とはまったく異なる
地下の中庭(名付けて「アウタールーム」)が出現します。
LDKはこのアウタールームをL字型に囲んでおり、内外に一体感がある。
そこにいると、とても地下とは思えません。
それでいて、地下であるゆえに、
「アウタールーム」の名にふさわしい、屋内的な外部空間が成立しているのです。
玄関を入ると、この地階に向かって吹き抜けが下へと広がるのも、
今まで味わったことのない、新鮮な感覚でした。
と、いうことで、次号が出ました(とっくに)。
連載「若き建築家のまなざし」
広島の谷尻誠さんの次は、京都のアルファヴィル。
竹口健太郎さんと山本麻子さんのカップルです。
実は、4年前に竣工したふたりの自邸を
何かのメディアで見かけたときから
ずっと気になっていたのですが、
このたびやっと取材が実現しました。
熱心にご協力くださった甲斐あって、
通常の10ページを12ページに増やすことができ、
たった2ページとはいえ自邸も紹介できました。
そろって京大院卒、それぞれロンドン・パリに留学経験有りと
絵に描いたようなエリート!
だからというわけではないのですが、
ひさびさの「本格派」という印象を受けました。
もっともっと、活躍の場が増えていいユニットだと思います。
ここ数年で化けるかも! 乞うご期待。
ああ、うかうかしていると、次の号が出てしまう・・・
「若き建築家のまなざし」4人目は、広島の谷尻誠さんです。
まだ30代前半なのに実績は40棟以上!
「数だけはベテランですね」とご本人は謙遜するけれど、
ひとつひとつアイデアが新しいところがすごいんです。
しかも、その勢いが衰えないんですよねぇ・・・。
「仕事は、元気に忙しくしてるところに
頼みたいものじゃないですか?」と谷尻さん。
むむむ、耳が痛い(^_^;)。
とっても忙しそうなのに、ブログ「サポーズ日和」も
こまめに更新していらっしゃいます。
「忙しいのを、ないことにしたくてブログ書いているんです」
と、これも谷尻さん本人の弁。
その意味するところ、分かる気はするけど、なかなか見習えない・・・(^_^;)。
才能豊かで、若くてイケメンで・・しかも気さくでいつも前向き。
とにかく魅力的な人です。
意地悪で知られる私が、こんなに褒めることも珍しいでしょ(笑)。
所員でパートナーの吉田愛さんも溌剌として可愛く、
しかも芯がしっかりしている感じ。
とても素敵なカップルです。
立春も過ぎました。
もう2月、とも思うけれども、元旦を振り返ると遠く感じませんか?
例年、1月はわりと長く感じるのは、私だけでしょうか。
さてしかし、「新しい住まいの設計」はとっくに3月号が出ました。
連載「若き建築家のまなざし」、第3回は、
今まさに日の出の勢いの、長谷川豪さん。
去年30歳になったばかりだそうです!
インタビューでも、打てば響くようでした。
これからどんな活躍を見せてくださるか、楽しみでなりません。
特集の方は、「子育てする家、DINKSの家」。
子どももいないのに、「子育てする家」をふたつ取材してきました。
長いこと、住まいの取材(「≒家族の取材、だと思う)をしてきてみれば、
多少は、「子育てと住まい」を
語ってもいいような気持ちになってるのですが・・・。
・・・あまい?
新年早々、風邪をひいてしまいました。
いやはや、体調を崩すほどの時間の無駄はないですね。
必要最小限のことしかできなくて・・・。
「健康第一!」を再認識した初春でした。
と、いうことでblogも出遅れ。
表題は昨年12月24日発行「日経アーキテクチュア」の
「Review住宅」で取り上げた住宅です。
上空から見ると、
あの「ゲゲゲの鬼太郎」の人気キャラ、
「一反木綿」に似ているというこの家。
「水木しげるロード」などで観光ブームに沸く
鳥取県境港市にあります。
私はこのまちおこしのことはよく知らなかったのですが、
訪れてみて思い知ったのは「鬼太郎」の人気ぶり。
くだんの「水木しげるロード」は
歩道に妖怪の彫像が並んでいることを除けば、
ごくごくふつうの地方の商店街なのに、
平日の昼間から観光客で賑わっていました。
子供を連れた家族や、
首からカメラをぶらさげたアキバ系だけでなく、
若い女の子同士のグループも多い。
ウエンツ主演の映画の影響でしょうか。
さらに帰京後、この話題を持ち出すと
周囲の男性陣(いい歳したおじさんたち)の
食いつきがいいのにも驚きました。
みんな、そんなに「鬼太郎」が好きだったのか。
「妖怪」が、オトコゴコロをくすぐるのか、
「キャラクター」がいろいろ揃ってるところがポイントでしょうか。
付け加えておくと、境港のまちおこしの成功は、
観光スポットを「つくっておしまい」ではなく、
まちの人々がアイデアを出し合い、
次から次へとイベントや話題を繰り出している点にあるらしい。
取材時、「一反もめんハウス」の建て主さんは
「妖怪検定」受験を控え、準備に余念がないようでした。
連載「若き建築家のまなざし」、
第2回は藤本壮介さんの登場です!
藤本さんと言えばすでに「若手」の枠を超えて、
日本建築界のホープ。
けれども、住宅作品はまだ少なく、
今回ご紹介した「houseO」が2作目です。
藤本さんの新作とあって、
あらゆる媒体が競って取り上げていますが、
その発想過程も含めて掘り下げた記事は他にない、はず。
記事の後半では、現在設計中の新作3作のポイントも押さえました。
来年は、住宅も含めて新作が続々できそうな勢い。
楽しみです!
夏から取材を続けていた「コーポラティブハウス」の動向記事。
建築基準法改正のあおりをくらって(?)掲載が延び、
やっと「日経アーキテクチュア」2007年12月10日号で日の目を見ました。
コーポラティブハウスのなんたるか、
自分ではわかっていたつもりでしたが、
いざ取材を始めてみると、話がかみあわないことも多く・・・。
日本のコーポラティブハウスの特殊性。
住まい手としてコーポラティブハウスを選択する意味。
事業としてコーポラティブ方式を採用する意義。
学ぶことの多い取材でした。
そして、この記事を通じて、
日本の集合住宅そのもののあり方について、
もっと追求したいと思うようになりました。
来年に向けてのテーマのひとつです。
この号では、庄司寛さんの「雑司ヶ谷の家」も取材しています。
丁寧につくられた、コンパクトな都市型2世帯住宅です。
さて、
「新しい住まいの設計」は、とっくに新年号が発売されています。
その、2008年1月号から、連載企画が始まりました。
題して「若き建築家のまなざし」。
「若き」とはいったい何歳か。
ワタクシ、勝手に生年'70年で線引きさせていただきました。
おかげで近ごろ、建築家のプロフィールは
生年から見るクセがついてしまった。
ついこの間まで「40代は若造」と言われたこの世界、
つくづく変わったものだと思います。
今は、20代から活躍を始め、30歳そこそこでスターになる人も。
団塊ジュニアの建築ブームが要因なのか・・・
この間の変革をずっと見ているはずなのだから、
いずれじっくり理由を分析してみたいもの。 どうですか>みさちゃん!
さて、連載第1回は初回拡大版。16ページを割いて、
北海道の建築家、五十嵐淳さんにご登場いただきました。
五十嵐さんは、
その「時代の変革」を象徴する存在ではないでしょうか。
名門建築科の出身でも、有名建築家の弟子でもなく、
北海道の端っこ(失礼)、佐呂間町から、彗星のように現れた希有な才能。
海外の賞にも数々輝いて、でも決しておごることのない人柄。
しかも、記事扉のポートレートは俳優のようにかっこいいですっ♪
16ページつくるにあたっては、ずいぶんご尽力いただいたのですが、
少しも煩わしがらずお付き合いいただき、感謝の念に堪えません。
その気持ちをこめて仕上げた記事、
カメラマン・タナカシンイチさんのすばらしい写真を得て、
ひと味違うテイストにできあがったのではないかと自負しています。
よかったら手にとってみてくださいませ。
「日経アーキテクチュア」誌の不定期連載、
巨匠の残像―「建築」を拓いた17人の遺風が
一冊にまとまりました\(^O^)/
私が書いたのは、「宮脇檀」さんの章だけですが、
それでも本の形になるのはやっぱり嬉しい。
しかもこの記事には、個人的に思い入れがあります。
なにしろ、亡くなった方の評伝を書くのは初めてでしたし・・・。
宮脇さんの足跡を追えば追うほど、その生き方に惹かれました。
宮脇さんは、建築家であると同時に物書きでもあった方だから、
その意味でも教えられることは多い。
もちろん、到底手の届かない、遠い星ですが。
最初に書いたときから3年を経て本になることで、
改めて「宮脇さんを思い出せ」と言われているような気がしました。
今年最大の台風の中、無理をおして訪ねた
伊豆高原の「沙羅の樹文庫」。
団塊世代の女性が、別荘の一隅に建てた
小さな私設図書館です。
最初に話を聞いたときは、
お金持ちの奥さまの道楽かと思ってしまったけれど、
とんでもない。
子供たちに本を、おはなしを届けたい、
ひとつの夢を生涯追い続けられるというのは、
それだけでもすごいことではないでしょうか。
図書館を実現するまでの
長く、曲がりくねった道を乗り越えてきた
その行動力も並大抵ではありません。
ご本人は「私は運がよかった」とおっしゃるけれど、
運を引き付けるためには、
まず自分が努力しなければなりません。
謙虚な語り口の中に、
これまで歩んできた人生への自負がにじんで、
こちらの心に深く響きました。
「新しい住まいの設計」12月号に記事を書きました。
うまく表現できていたらいいのですが。
日経アーキテクチュア10月22日号の「住宅レビュー」では
仙台のお隣、多賀城市に建つ「ヤエビョウブの家」を取り上げました。
「ヤエビョウブ」とは「八重屏風」。
家の外壁を、八種類の素材を重ねてつくっていることを指します。
主な素材は光を透かす断熱材とFRPで、
外壁全体が外光と樹木の影をほんのり透かすというもの。
通りからの人目を避けつつ採光する工夫です。
最初に資料写真で、この光る壁を見たときは、
「暑さ寒さは大丈夫なのかな?」と疑ったのですが、
開口部が少なく気密性が高いので、冷暖房効率もよいそう。
事実、取材に訪れた日(猛暑だった・・・)も、
エアコンはよく効いていました。
ところで、「多賀城」って「日本三大史跡」のひとつなんですってね。
そういう「日本三大」があるってコトさえ知らなかった・・・。
残る二つは平城京と太宰府、だそうです。
日経アーキテクチュア10月8日号で取材したのは、
以前「新しい住まいの設計」でもお世話になった
河野有悟さんの「東京松屋UNITY」。
「江戸からかみ」の版元である東京松屋が
自社ビル兼賃貸マンションとしてつくった建物です。
建築については本誌をご覧いただくとして、
ここでは「江戸からかみ」について聞きかじったことを
お伝えしたいと思います。
京都発祥の公家好みの「からかみ」は、江戸に持ち込まれることで、
新しもの好きの町人文化の洗礼を受けました。
雲母(きら)刷りや金銀の泥引きなど、
新しい手法が次々と取り入れられます。
何代もに渡って版木を継承してきた京からかみに対し、
度重なる火災と震災で版木を消失した江戸からかみは、
より大判の版木を開発してきました。
ゆえに、南蛮更紗のような連続模様も得意です。
先般、東京松屋は、岐阜の旧家に疎開していた
古い版木を発見したそうです。
伝統の再発見。ひとごとながらワクワクします。
普請道楽。
そんな言葉を思い出しました。
「EXE」最新号で取材した、伊豆の別荘。
彫刻をつくるように建築をつくる、という発想なんです。
「住み心地より見た目!」
断言できる人は、滅多にいるものではありません。
建て主はたぶん団塊世代のアートディレクター。
お話の中には超・有名クリエーターの名前が次々登場し、
バブルの頃を思い出しました。
もう一軒は、GW中に取材して、
このたびやっと日の目を見た軽井沢の別荘。
こちらも建て主はパワフルな団塊世代の某・有名外資企業の社長さん。
なんだかんだいっても、団塊は強いです・・・。
こうした、社会のトップランナーの住まいを訪ね、
その刺激的なお話を伺う機会を与えてくれた「EXE」誌。
残念ながら今号で休刊です。
少人数編集部で、いつも多忙を極めていたみなさま、
お疲れ様でした。
「行列のできる建築家スペシャル」の取材で、
建築家・岸本和彦さんと再会しました。
確か、今年最初の取材が、岸本さんだったはず。
お話を伺うのも、もう3度目か4度目になりますが
それでも、話は尽きません。
以前にも書いたように思いますが、
岸本さんは、とてもオリジナリティのある建築家です。
自分自身の深いところから発想を生んでいる、
見た目の形態ではなく、
そこから人間が受け取る感覚をイメージしている。
表面に現れる印象は、和風だったりするんですが、
決して「和」を念頭に置いて設計しているわけではない。
こういう建築をつくる人は、ちょっと他に見当たりません。
日経新聞社が年に1回開催する「日経リフォーム博」。
毎年、このタイミングに合わせて、
ウェブサイト「日経住宅サーチ」のリフォームコーナーで特集記事を組みます。
その中の「業界動向」欄を担当して3年目。
先日、新しい記事をアップしました。
「これからはリフォームの時代!」と言われてから
もう何年も経つような気がしますが、
そもそも工事単価が安く、利益の薄い業態。
残念ながら、順調に伸びてきたとは言えそうにありません。
しかし今年は団塊世代の大量退職時代を迎え、
「今度こそ!」という期待が膨らんでいるよう。
各社、単価の大きい「全面リフォーム」のパッケージを
一斉に発売しています。
さて、予測通り、団塊ニーズは伸びるでしょうか・・・?
「都心に住む」2007年10月号で、第2特集を書きました。
タイトルは
「今、間取りはどこまで自由になった?」
「都心」なので、マンションの、間取りのことです。
で、問いの答えは・・・
率直に言って、今までの「田の字」一辺倒の状況に
「やっと風穴が開き始めた」ってところでしょうか。
記事で事例として取り上げたのは、超高層マンションに
オーダーメイドマンション、コーポラティブハウスで、
そこは相応に「自由」といえるのですが。
取材中にあたった間取りの大半は、まだまだ、相変わらずでした・・・。
それでも、「キッチンのツーウエイ動線」とか「引き戸が増えた」とか
細かい部分には、流行か進化か、変化の兆しが感じられます。
私にとっての収穫は、ひさびさに、
大手デベロッパーの設計担当者にお話を聞けたこと。
集合住宅に詳しい建築家、
渡辺真理・木下庸子さんのお話も示唆に富んでいました。
日本の集合住宅って、国際的に見てかなり特殊なあり方ではないでしょうか。
その裏側には、どうやら、そもそもの発展事情や、
建築制度・所有形態の問題がありそう。
もちろん、お金の流れ方も。
疑問がざわざわ湧いているのですが、
なかなか追求できず、歯がゆい思いをしています。
いずれそのうち、どこかほかの企画で。
今年はなぜか集合住宅を取材する機会に恵まれています。
この夏も、デザイナーズ賃貸、コーポラティブハウス、
そしてコレクティブハウスと立て続け。
珍しく、分譲マンションも取材しました。
その資料として、R社(笑)のフリーマガジンを集めたり、
分譲マンションのパンフレットを取り寄せたりしていたところ、
今度は
「マンションの設備についての記事を書いて欲しい」
というご依頼をいただきました。
偶然とはいえ、与えられるテーマが連鎖するのはありがたいことです。
効率がいいし(笑)私自身の理解も深まる。
今週水曜日から掲載しています。
月1回更新・全3回の予定です。
今年何度目かの、関西への旅の成果ができあがりました。
「30代の家」は、「新しい住まいの設計」の人気企画だそうです。
私が伺った2軒は、同じ30代でも対照的なプランといえそう。
すでにお子さんがいらっしゃるかどうかで、
家づくりの発想は変わるのかもしれません。
川添純一郎さん設計の建物は、
ジグザグな平面プランがユニーク。
でもその「ジグザグ」にはちゃんと理由があるんです。
いっぽう林敬一さん設計の建物も、形状はシンプルな箱型だけど、
崖地に建っていて、あまり類を見ない仕上がりです。
双方に共通しているのは、
ご家族の住みこなしのうまさ。
今の30代って、ほんとに、
モノを厳選して暮らすセンスに長けている。
小さなお子さんがいてさえ、
およそ生活感がないほどに
すっきり片付いているのに驚かされます。
詳しくは、本誌を。
今号の「日経アーキテクチュア」は「ドバイ特集」。
表紙タイトルも明朝体で、いつもとは違う雑誌みたいです。
灼熱の砂漠に、にょきにょきと建つ最先端建築群。
いろんな意味でアツい特集の間に挟まれる格好となった、
「住宅レビュー」を担当しました。
薩田英男さん&鹿野正樹さん設計の
「白山通りのいえ」を取り上げています。
青空を背に、イチョウの緑に包まれた土色の建物は、
今号の一服の清涼剤となりました(笑)。
ワンフロア13坪(うち4坪分は階段とエレベーター)で
7層という、文字通りのペンシルビルですが、
人の手で仕上げられた左官の外壁は表情豊かです。
薩田さんと鹿野さんは、
ともにヴェネツィア留学経験を持つ建築家。
鹿野さんが語ってくれたことによれば、
この建物にも、ヴェネツィアのイメージが投影されているそう。
幅員40mの白山通りをグラン・カナル(大運河)に見立て、
アルターナ(物見台)を持つ、塔のような住宅・・・。
そう思って改めて建物を眺めてみると、
最初は和風に見えた外観に、
イタリア中世のイメージが重なってくるから不思議です。
「EXE」は大人の男性、それも高額所得層の読者を意識した雑誌なので、
巻頭の実例も、他の媒体とはちょっと毛色の違う取材先が選べます。
それは、何も、建物にお金がかかっている
(かかっているのも多いけど〜〜)、
ということではなくて
住む人の哲学が感じられる家、とでも申しましょうか。
とはいえ、取材先を探すときは、
まず(家の)見た目から入ります。
こっちが「哲学がありそうだ」って感じただけで、
住む人が哲学を持ってるかどうか、
ほんとのところは、ご本人にお会いしてみないとわからない。
ところがですね。私に見る目があるっていうか(笑)。
これまでハズレはありません。
取材のたびに
「世の中にはこんな人もいるんだなあ(もちろん、いい意味で)」
と感じ入るばかり。
個人的にも刺激を受けるし、原稿を書いていてとても楽しい。
ライター冥利に尽きます。
なかでも、最新号vol.8の特集「週末別荘で当たり前に過ごす」で
取材させていただいたFさんは、、、すごい方でした。
ここで詳しくは書けないけれど、その一端は
記事をお読みくだされば、
感じていただけると思います。
「新しい住まいの設計」最新号の特集は、
アウトドアリビングです。
家を建てて、南面の掃き出し窓にウッドデッキを設置。
そこにテーブルセットとパラソルを置いて
バーベキューセットを買って・・・
なんて定型がありますが、
実際には、あまり使われていないでは・・・と思います。
室内外に段差があるだけでも、出入りってけっこう億劫なもの。
履き物を取り出したり片付けたりするのも面倒です。
実際にデッキに出ないまでも、
それを部屋の中から見たとき、
視覚的な広がりを生む効果があればまだしもですが、
デッキに面した窓に
常にレースのカーテンがひいてあるようでは意味がない。
とはいっても、街中だとどこかしらから人目があるから、
開け放しておける環境のほうが珍しいと思います。
室内との関連が十分に考えられていること。
スムーズに出入りできる工夫があること。
人目を気にせず過ごせること。
以上が「アウトドアリビング」の必須条件でしょうか。
今回私が取材した家は、
もちろんどちらもこの条件を満たしています。
峠一雄さん設計の丹羽邸は、
大阪府南部の密集地に建っているのですが、
デッキはフェンスに囲まれた中庭。
引き戸を開け放てば
ダイニングと「続き間」のように使えるのがミソです。
図面を見たときは、
「建物の北側に庭があるなんて珍しいな」と思いましたが、
実際に訪れてみると、適度に日陰ができて居心地がいいし、
室内から見たとき逆光にならないので眺めとしてもきれい。
北向きの庭、かなりいいかも。
佐藤浩平さん設計の小森邸は、
目の前が古墳! という絶好のロケーション。
とはいえ前面道路はけっこう交通量が多いのです。
うまいな〜、と思ったのは、
建物自体を高くして、道路面にデッキを設ける配置。
室内に対しては目隠しになるし、
デッキの上に立つと通行人を見下ろす感じで
向こうからの視線はあまり気になりません。
このデッキは玄関へのアプローチもかねていて、
家中いろんなところから出入りできる。
動線として便利なので、
必然的によく使うことになるだろうと思います。
ありそうでいて、
これまで見たことのないプランでした。
「日経アーキテクチュア」の仕事で、
大江戸線飯田橋駅や、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅などの
設計で知られる渡辺誠さんが、
国内で初めて手掛けた個人住宅を取材しました。
延べ面積500平米を超える3世帯住宅。
外壁や床の間、キッチンは御影石で、
その表面には繰り返し、波状のモチーフが現れます。
コンピューターを駆使した3Dのデザイン、
それをひとつひとつ、人の手で削り出す途方もない工程。
個人住宅のために、ここまで手間暇をかけていることに、
まず驚いてしまいます。
そしてその、一見、前衛的な姿にもかかわらず、
使い勝手のこまかいところまで
気配りが行き届いていることも驚き(失礼)でした。
いつも思うことですが、こういう住宅作品は、
建築家と建て主の希有な出会いがあって
初めて生まれるものですね。
残念ながらここに詳しく書くことはできませんが、
建て主の女性の人柄も、強く印象に残りました。
初めての「日経ホームビルダー」誌の仕事で、
久しぶりに工務店を取材しました。
それぞれ埼玉県の鴻巣市と、春日部市に本拠を置く2社。
どちらも、強い信念を持って、
誠実に家づくりに取り組む姿勢に頭が下がります。
建物そのものは目を驚かすものではないけれど、
日本の住宅建築を支えているのは、こういう人々なんですよね。
建築家の作品ばかり取材していると
忘れてしまいがちな現状に
再び目を向ける、いい機会でした。
「EXE」も8号目。次号からはもっとブラッシュアップへ
・・・ということで、
これで最終回となる「アート」連載。
オンラインギャラリーの「タグボート」を取り上げました。
リアルのコンテンポラリーギャラリーと提携していて、
作品点数が豊富。
お値段手頃な作品も多く、
「入門向き」「若い人向き」という印象ですが、
コレクターのリクエストに応じて作品を探したり
海外マーケットからのシッピングを代行したりなど
サービスも充実。
いつか利用してみたいものです(笑)。
さて、巻頭の特集は「風呂天国」。
編集部に言わせれば、
なぜか、やっぱり、
男の人がこだわるのは「風呂」なんだそうで・・・
でも、今回私が取材した3軒は、
「風呂」もいいけど、それだけじゃない。
お馴染み「マニエラ」大江一夫さん・泰輔さんの「武庫山の家」N邸。
(マニエラの事例にはほんと、お風呂のいい家が多いです)
ギルド・デザイン、政本邦彦さんの「向山の家」S邸。
河内一泰さんの「colors」A邸。
3軒に共通するのは、建て主が全員「経営者」であること。
「家を建てる」というプロジェクトにも、
おのおのの経営センスが生きているような気がします。
建築家の力をうまく引き出しつつ、
「この建て主でなくてはありえない」
オリジナリティにあふれ、
なおかつ完成度の高い建物に仕上がっていました。
「新しい住まいの設計」6月号が出ました。
巻頭の「あの建築家ってどんな人」では、
新進気鋭の福島加津也さんにインタビュー。
まだ作品の数は少ないけれど、オリジナリティに溢れた若手です。
集落研究、コミック好き、男だてらに(?)
メイクアップの講習会にだって出掛けていく、
好奇心の旺盛さも魅力。
特集「収納も美しい家」では、その福島さんが手掛けた「I邸」と
ベテラン葛西潔さんの「S邸」を取材しました。
どちらもシンプルな「箱形」の家だけれど、
発想はまるっきり違う。
ぜひ比べてみていただきたいです。
blogといってもここと違って
So-netさんにアップしていただくものなので、
ちょっとオフィシャルな感じです。
テーマは「住まいの選択」。
賃貸・購入・新築・中古・一戸建て・集合住宅
リフォーム・リノベーション・コープラティブなどなど・・・
既存のメディアでは分断されがちだったジャンルをまたいで、
私の考えをまとめていきたいと思っています。
更新は週1回。
忘れないようにフィードリーダーに
登録しておいてくださいね〜m(__)m